ジェネリックのお薬はなぜ安い?新薬とのちがいは?

病院で処方されるお薬には、ジェネリック薬品と新薬あるがジェネリックは新薬と比べてなぜか安いのだろう?ほんとに病気に効くのか?なぜ安いの?その理由について調べてみました。

先日、耳の調子が悪いので1年ぶりに耳鼻員咽頭科で診察を受けに行ってきました。

診断結果は滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)

なんか聞きなれない病名でしょ?(笑)私も去年、知りました。

滲出性中耳炎とは

鼓膜よりさらに奥にある骨で囲まれた中耳腔という空間に、液体がたまっている中耳炎のことを言います。 通常中耳炎と言えば、激しい痛みと熱を伴うことが多いのですが、滲出性中耳炎ではそのどちらも伴わないことがあります。 

中耳炎

引用http://www.kashiwamura-clinic.com/d-ome.html

1年前に、手術したのですがまた、再発したようです。この病気は子供の頃に中耳炎を患っている方が大人になっても発症するケースが多いみたいですね。

仕事柄、お客さんと会話をする上で声が聞きとりにくいから、かなりストレスが溜まります。

再度、手術を勧められましたが、今回はお薬で様子を見ることにしました。

まだ、お薬を飲みだしてから3日です。あんまりお薬の効果は出ていません。

とりあえず、7日間分お薬を頂いたので、もう少し様子見てみます。

回は、ジェネリックのお薬を処方してもらいました。新薬より安いというけど『本当に効くのか~?』と疑問を感じ、

気になって自分なりにジェネリック薬品について調べてみました。

そもそも、ジェネリックという名前の由来ってなに?

ジェネリックっていうのは、英語で「一般的な」という意味を持つ単語。
欧米では、お薬を処方する時に、ブランド名ではなく、一般名(generic name/ジェネリックネーム)が使われることが多く、「ジェネリック医薬品」(generics)と呼ばれているらしい。それが世界共通の名前となって、日本でも「ジェネリック医薬品」という名前になったんだと。

新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に発売される医薬品だから、「後発医薬品」とも言われる。

ジェネリック薬品は新薬と比べてなぜ安い?

新薬よりも開発期間が短く、コストが抑えられるからなんだって。

お薬は、開発した会社が特許を取ると、20~25年の間、その会社が独占的に製造・販売できるらしい。

この特許が切れた後、開発した会社とは別の会社が同じ有効成分を使って製造・販売するお薬が、ジェネリック医薬品

開発にかかる期間は、新薬が15~20年。それに比べて、ジェネリック医薬品は新薬ですでに有効性や安全性が確認された有効成分を使って開発されるから、開発期間が3~5年と短い。期間が短い分、開発にかかるコストも大幅に抑えられるから、国が価格を新薬の約2~6割に設定している

新薬とジェネリック医薬品は、全く同じものなの?

有効成分とその量、効き目や安全性は同じ。でも、味や形状などを飲みやすく変えていることがあるんだ。

海外のお薬は、日本のものより、ずっと大きいらしい。

さすが、日本ですね。私たちが飲みやすいように小さくしてくれているのだ!!

ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を同じ量使って作られている
違うことがあるのは、お薬の形状、色、味、添加物など。別の会社が特許を持っていて使えなかったり、飲みにくいお薬を飲みやすくしたり、安定性を良くするためにあえて変えることもある。でもどの場合も、お薬の効き目や安全性に影響しない範囲と定められているんです。

そして、同じ効き目や安全性が同じだと確認するために、溶出試験や生物学的同等性試験、安定性試験など、たくさんの厳しい試験をクリアしないと、ジェネリック医薬品は発売することができないのだ

海外ではもう広まっているの?。

日本ではまだ約56%(※)しか普及していない。

だけどジェネリック医薬品は世界では一般的なお薬。
WHO(世界保健機関)も使用推進を提唱しているのです。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの医療先進国では、普及率がもう70%を超えていて、中には90%がジェネリック医薬品という国もある。

これらの国は、日本よりもずっと前から医療費の節減が課題となっていた。だから、医療費の節減に効果のあるジェネリック医薬品が普及しているんだね。
日本でも少子高齢化で増え続けている医療費を抑えるために、2017年央までに普及率を70%以上に、2018~2020年の間のなるべく早い時期に80%以上にする取り組みが進んでいるよ。

  • (※) 厚生労働省調べ

お薬代は、どれくらい安くなるの?

ジェネリック医薬品の価格は、新薬の約2~5割に設定されている。高血圧症や糖尿病などの生活習慣病のように、長い間飲み続けるお薬や、お薬を何種類か飲んでいる場合は特に、お薬代の差が実感してもらいやすいと思う。いくつかの病気について、お薬代の差額の例を見てみよう!

高血圧症 代表的なお薬を1日1回、1年間服用した場合
新薬
10,950円
ジェネリック医薬品
4,380円
差額
6,570円

糖尿病 代表的なお薬を1日3回、1年間服用した場合
新薬
15,330円
ジェネリック医薬品
6,570円
差額
8,760円

認知症 代表的なお薬を1日1回、1年間服用した場合
新薬
32,850円
ジェネリック医薬品
14,240円
差額
18,610円

がん 代表的なお薬を1日2回、1年間服用した場合
新薬
123,740円
ジェネリック医薬品
67,890円
差額
55,850円

見ての通り、ジェネリックの断然安いってこと!!

金額はお薬代のみを計算した場合です(3割負担、薬価は2016年4月現在)。患者さんが医療機関の窓口でお支払いになる金額は、お薬代のほかに診察代、検査代、調剤基本料などが含まれます。すべてのお薬にジェネリック医薬品があるとは限りません。お薬の種類によって価格が異なります。

ジェネリック医薬品って、副作用の心配はないのか?

気になるのは、肝心の副作用だが、

ジェネリック医薬品も、新薬も、安全性はどちらも同じ。
お薬は、病気やけがを治療する役割を持つ一方で、副作用が発生するリスクもある。

万が一、副作用があった時には、新薬もジェネリック医薬品にも、「医薬品副作用被害救済制度」という公的な制度が適用されるよ。副作用は必ず現れるものじゃないけど、気になる症状が現れたら、すぐにかかりつけの医師・薬剤師の先生に相談した方がいい。

詳しくは、以下で紹介されている。

どうしたら処方してもらえるの?

ジェネリック医薬品は、今、全国的に普及が進んでいるよ。全国の病院・診療所・保険薬局で、処方・調剤されている、もう身近なお薬なんだ。かかりつけの医師・薬剤師の先生に「ジェネリックでお願いできますか?」と相談してみてね。

  • ※一部、ジェネリック医薬品を採用していない医療機関もあります。

私が使っているお薬にもあるのかな?

さまざまな病気に対応しているジェネリック医薬品。沢井製薬の「ジェネリックあるのかな?検索」で、使っているお薬にジェネリック医薬品が発売されているかどうか、簡単に調べることができる

ジェネリック医薬品に替えたいと思ったら、かかりつけの医師・薬剤師の先生に相談すること。

あなたが使っているお薬の名前を入力するだけ!
調べたいお薬の名前の、最初の3文字を入力すると候補が表示されるから選んでね。

国の医療費も減らせるってほんと?

ひとりの負担も、みんなの負担も軽くなるってはなし!

医療費は、皆さんが医療機関の窓口で支払う「負担額」の他に、国や地方の「税金」、国民保険組合・健康保険組合等の「保険料」でまかなわれている。
少子高齢化が進む日本で、医療費は現在約40兆円(※1)、そのうち薬剤費は20%以上にもなり、年々増え続けている。

2025年度には医療費が54兆円(※2)にもなると予測されているのだ!

みんなが平等に保険に加入できる「国民健康保険制度」は、日本が誇る素晴らしい制度。だけど、このまま医療費がふくらみ続けると、制度が維持できなくなってしまう可能性もある

こうなれば、結局のところ自分たちが毎月払う、国民健康保険料も上がるってことになり、一人当たりの負担が増すってことになる。

もし特許が切れた新薬をすべてジェネリック医薬品に替えれば国の医療費が年間約1.5兆円(※3)も抑えられるといわれている。
自分の窓口負担だけじゃなく、国の医療費を抑えるためにも、ジェネリック医薬品は役立つのです。みんなが選ぶことで、かなりの節約になるってこと

  • (※1) 厚生労働省「2013年度国民医療費の概況」
  • (※2) 財務省「財政制度分科会」(2015年4月27日)
  • (※3) 財務省「財政制度分科会」(2012年10月15日)

グラフ

引用http://www.sawai.co.jp/generic/knowledge/orientation/

引用記事:沢井製薬 http://www.sawai.co.jp/

まとめ

日本の保険制度は、私たちにとって、とてもありがたい制度です。

でも、このまま国の保険料の負担が大きくなっていくと、のちのち、私たちの保険料に跳ね返ってくるということを、国民の一人ひとりが認識しなければならないと思います。

ジェネリック薬品を選ぶか、そうでないかは個人の自由。しかし、お薬としてきちんと病気に効いて安くて安全ならジェネリック薬品を選ぶのも良い選択ではないかなと思いました。

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