美容師って『嫌いな客!嫌な客!もう来てほしくない客!』にわざと下手くそなカットをするのでしょうか?
ネットにこんな書き込みをよく目にしますが実際はどうなのか?
美容院に行って、下手なカットをされた・・・。めちゃくちゃにされた・・・。適当にカットされてショック・・・。
なんて経験ありませんか?
もしかして、自分は美容師から嫌われているのかな?もう来てほしくない客と思われているのかな?
今回は、このような質問にお答えしたいと思います。
美容師は嫌な客や来て欲しくない客にわざと下手なカットをするの?
まず、書き込みを見てビックリしたのは、
『こんな風にお客さんから思われている美容師がいるんだ・・。』ということです。
美容師も同じ人間ですから、お客さんの中には自分の好きなお客さんもいれば、あんまり好きではないお客さんもいるでしょう。
でも、美容師の仕事は、お客さんの好き嫌いでするものではありませんし、お店にご来店されたすべてのお客さんを綺麗にしてあげることが私たちの仕事だと思います。
ですから、『美容師は嫌な客や来て欲しくない客にわざと下手なカットをするの?』の質問の答えは
『NO!』です!
『僕たち美容師は、すべてのお客さんを差別なく綺麗にさせて頂いています!!』
〇美容院に行って来られて下手にカットされた方、適当に髪を切られた方でそのように思われたのなら勘違いだと思います。
ただ単に、たまたま『下手な美容師に当たっただけ』です。
美容師がわざと下手なカットをしない理由
1:美容師がわざと下手くそカットすることに何のメリットもない。
美容師は、サロンから給料を頂いています。
1か月の売り上げ目標もありますし、『自分がどれだけお店の売り上げに貢献できるか?』なのです。
それによって、毎月の給料の額も決まってくるので一人でも多くのお客さんに指名してもらうことが重要です。
従って、嫌な客、もう来て欲しくない客だから、下手くそのカットしたり、適当に髪を切るということはあり得ないということになりますね。
もしも、仮にそのような「美容師』がいるとしたら『美容師失格です!』
そのような、美容師なら恐らくお客さんのキャパも少ないでしょうし、給料も少ない、そのうち美容師自体もきっと辞めるでしょう。
2:美容師の中には、カットが上手い人もいれば、下手な人もいる。
悲しいことに、今の若い美容師さんは技術の上手い人が少ないように思います。
注意:若くても上手な方もちゃんといらっしゃいますので(笑)
なぜなら、今の美容業界全体の問題ですね。
美容学校を卒業したての美容師さんは、はっきりいって即戦力にならないという問題があります。
その理由は、美容学校の2年間という期間で国家資格を取るだけの勉強しかしてないからです。
この美容師さんたちを雇うサロン側は、まだ何も仕事ができない美容師さんにそれなりの給料を払はなくてはなりません。
だから、即戦力になってもらうために、基本のカットをしっかり理解しないままとにかく早くスタイリストにさせる!
これが原因ですね。
カットというのは、ベースになる『ワンレングス、レイヤーカット、グラデーションカット』この3つをしっかりマスターしないと上手なカットはできません。
これをしっかり理解したうえで最短3年から5年間、カットをマスターしていくわけです。
仮に20歳からカットを勉強したとするとちゃんとしたスタイリストになるのには25歳前後ということになります。
といっても、まだまだこの年齢でも経験値が少ないのでこれから2年、3年で立派なスタイリストになると思ってもらっていいと思います。
美容院に行き、たまたま、若い美容師さんに担当してもらって『なんとなくそのスタイルにカットする』『迷いながらカットして後はスキばさみで誤魔化す』というカットしてもらうと『わざと下手にカットされた嫌われているのかな?』『もう来て欲しくないから適当にカットされたのかな?』と勘違いしてしまうかもしれませんね。
3:前のお客さんの施術時間が押していて、次の予約のお客さんの時間に間に合わすために雑なカットをされた。
いつも通っている美容院があり、たまたま行ったその時に『手短かに適当にカットされた?!雑に髪を切られた?!』なんてことあったりしませんか?
こんな時、あなたは
『私って、嫌われているのかな・・・。?』『もう来て欲しくないからわざと下手にカットしたのかな・・・。?』
ってなることもあると思います。
サロンで人気のある美容師さんは多くの指名客をかかえています。
一日の、施術予定表にはぎっしりと予約が埋まっているはずです。
でも、予定通りにいかないこともあるんです。
前のお客さんの施術時間が押してしまい、どんどん次のお客さんに被ってしまうことです。
そうなると、美容師は、何とかタイムロスを減らそうとカットの時間を早くしたりしなければならないんですよね。
今担当しているお客さんに対しての接客の方もおろそかになりがちになってしまいます。
次にご来店されるお客さんのことが気になって上の空だったりすることもあります。
人気のある美容師さんなら、技術にこだわりを必ず持っているはずです。
時間が押しているせいで、カットの時間が大幅に短くなることや接客がイマイチな時もあるとは思いますがちゃんとカットはしてくれているかと思いますよ。安心してください!
というわけで、『美容師は嫌な客や来て欲しくない客にわざと下手なカットはしていない』というお話でした。
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まとめ
美容師は嫌な客や来て欲しくない客にわざと下手なカットをするの?
これは、『あり得ないってこと!』
もしも、そう思った時は、
1:美容師がわざと下手くそカットすることに何のメリットもない。
2:美容師の中には、カットが上手い人もいれば、下手な人もいる。
3:前のお客さんの施術時間が押していて、次の予約のお客さんの時間に間に合わすために雑なカットをされた。
というような理由が考えられます。
私は、『美容師は嫌な客だと思われている!』『もう来て欲しくないから、わざと下手なカットされた!』
なんて思わないようにしてくださいね!!
『美容師は、すべてのお客様を綺麗にしてあげることが仕事です!!』
〇お客さんの好き嫌いで仕事はしないってことです!!