美容師さんがお店を退店(辞める)する理由っていろいろあると思います。
実際に美容師の私自身が経験した”美容師が店を辞める”理由についてお話したいと思います。
美容師がお店を辞める理由とは?
よく、yahooの知恵袋などで美容師さんの悩みの中で『スタッフ同士が仲が悪いから悩んでいます』とか、『オーナーと気が合わずお店を辞めようか悩んでいます』なんて投稿をよく目にします。
この気持ち 『よくわかります(笑)』私も経験済みですので。
『大変です』ストレスが溜まると思います。
美容室って狭い空間にスタッフが働いています。
なのにスタッフ同士やオーナーと気が合わないときははっきり言って逃げ場ないので仕事での肉体的疲労+精神的疲労も溜まると思います。
具体的にどんな理由で美容師がお店を辞めていくのか
- 手あれがひどい
- スタイリスト同士が仲が悪い
- 美容師にあこがれて美容業界に入ったが理想と現実のギャップに失望する
- ある程度の技術をそのお店で習得すると違うお店に移る
- お店の経営の方向性と自分の考えている方向性が違う
- スタイリストになっても給料が安い
- 休日が少ない
- 独立する
1:手あれがひどい
見習いのうちは毎日、1日中シャンプーをすることが多いです。
40℃前後のお湯を使うため手や手首、腕の内側の脂分がシャンプーとお湯によって取られます。
特に冬場はヤバイですね!
でも、これも人それぞれなんですが。もともと皮膚が強い人はあまり荒れませんが、弱い人は酷いもんです。指先や関節がパックリ割れますからね~!
皮膚科に行っても、お医者さんに”治したいなら美容師を辞めるしかありません!!”って言われるので辞めるほかありません。
2:スタイリスト同士が仲が悪い
仕事をしていてもなんか店の空気がピリピリした感じ・・・
暇な時間でお客さんが居ない時でもスタッフ同士会話無しみたいなことよくあります。
アシスタントなんかは上司の顔色をうかがう感じになるのできっと働いていとも全然楽しくはないでしょうね・・・? 結果、人間関係の疲れ果てお店を退店しちゃいます。
3:美容師にあこがれて美容業界に入ったが理想と現実のギャップに失望する
美容師は一見、外から見たら華やかな世界だと思われがちですが実際働いてみると上下関係はかなり厳しい上に労働時間、拘束時間が長いんです。
おまけに休みはあるけど講習に行かなければならない、給料は安いうえに、その安い給料から練習用のウィッグや講習代を負担しないといけない。
大手チェーン店は厚生年金や社会保険はあるがほとんどの美容院では福利厚生があまり充実していない状況です。
安易に美容師になりたいとこの業界に入ってもとスタイリストなるまでに美容師自体を辞めてしまう人が多いのです。
実際に、昔美容師をしてましたって方かなり多いです。
ちなみに美容師を辞めた後、男性は水商売や美容ディーラーに転職、女性の場合は水商売に転職する方少なくありません。
4:ある程度の技術をそのお店で習得すると違うお店に移る
意外かも知れませんが同じお店に長期間勤める美容師さんは少ないんではないでしょうか? おおよそですが2年ほどでお店を退店、また違うお店に勤めるといった感じが多いと思います。
男性美容師は特に旬が短い(雇われの場合、定年は40歳と言われています)ので出来るだけ早く腕を磨かなければいけないのです。 美容師は技術がすべてです。いろんなお店を渡り歩き技術を磨いていくことも大切なんです。
5:お店の経営の方向性と自分の考えている方向性が違う
これはスタイリストに多いのですが、お店の技術料金設定があまりにも安い。 私たち美容師は技術で勝負しています。プライドもあります。ですから自分の技術を安売りしたくはないのです。 適正価格でしたいのが本音ですよね!!
6:スタイリストになっても給料が安い
これは業界全体の給料水準が低いのでいたしかたない話ですね。 独立して自分がオーナーになり成功するしかありません(笑)
7:休日が少ない
上記でも少し話しましたが、美容師は実質の休日が少ない!!
美容師は、基本的に月曜日が定休日。あと、第2、第3火曜日連休のお店もある。(*都道府県による)祝日も仕事だ。
休日も技術講習などがあるため、実質の休日は少なめ。
8:独立する
美容師になった時点で最終目標なので、喜ばしいことであります。
お店を辞めるのは仕方ありませんがお世話になった美容室に恩をあだで返すようなことはしないように(笑)
たまに、顧客リストを盗んで(これで裁判沙汰になったケースもあります)お客を自分のお店に引っ張るとか、すぐ、近くに自分のお店を出すなんてのはモラル違反ですね!
経つ鳥あとを濁さずって言います。円満に退職しましょうね!