若手美容師の技術のレベルに疑問を感じている。
これは、指導している先輩美容師にも問題があるということなのか?
新人美容師さんに指導する側がしっかり教える気が無いのか?指導が出来ないということが問題だと感じている。
しかしながら、先輩美容師さんにも言い分はあると思う。
サロンワークが終わってから、疲れているのに遅くまで新人の技術教育するが、残業も付くわけでもなくスタッフ教育手当なども無い。
(福利厚生のしっかりしたサロンは技術指導手当もしくわ、新人美容師の給料から教育指導代として指導する先輩美容師に報酬として支払われるシステムがある)
このシステムだと指導する側は教育費をもらっているため、しっかり指導するだろうし新人美容師側も自分の給料から払っているのだからしっかり学ぼうとするだろう。
残念ながら、このシステムがあるお店はごく少数だと思われる。
ほとんどのサロンでは基本的に先輩が無報酬で教育しなければならないのがほとんどなのだ。
去年4月から通信の美容学校に通い、6月からサロンに就職した新人美容師さんから聞いた話だが、
毎週1回はレッスン日はあるがワイディングにしろカラーリングしろ、新人で一番最初に覚えるシャンプーですらここが「良くて」ここが「悪い」という指導も無いらしい。
シャンプーをちゃんと出来ていない美容師がお客さんにシャンプーをしている・・・・
カラーリングもあまりわかっていないのにお客さんに施術している・・・・
カットも、レイヤーとグラデーションの区別がついていないのにお客さんにカットしている・・・・
『こんなんで良いのか・・・?」
『お客さんに失礼じゃないのか?・・・』って思いますね。
何の指導もなくも適当に教えてもらっていたんじゃ~、そのサロンに務める意味が無いし、時間の無駄だ!!
こんなサロンに務めていても、将来、ちゃんとした美容師になれないだろう。
サロンのオーナーも教育する美容師をしっかり管理をしなければならないと思います。
世間の美容室がすべてこんな感じでは無いとは思うが、これから美容師として輝かしい将来を夢見ている新人美容師さんには気の毒な話だ。
ハッキリ言って美容師というのは旬が短い仕事です。
雇われでは最高でも40歳が定年と言われているが実際はもっと短いだろう・・・
25歳から30歳までにこれから自分がどういう方向に進むのかを決断しなければなりません。
●自分でお店を持つのか?
●大手のサロンで、現場ではなく管理職を目指すか?
●美容師を辞め違う道へ進むのか?
以上のように25歳~27歳になった段階では、すでにある程度の売上げを上げれるスタイリストになっていなければならないということ。
私が思うに、1人前のスタイリストになるまでには最低5年はかかる。(あくまでも目安です)
ということは、美容学校を卒業してサロンで勤めて、がむしゃらに頑張って5年間だ。
新人美容師さんに言っておきます。
今、あなたが勤めているサロンの技術教育に疑問を感じているのならば、修行するお店を変えるかを考え直した方が良いかもしれません。時間の無駄です!!
5年でスタイリストになるために時間を有効に使ってくださいね!!
関連記事