・美容院でパーマ をかけてからどのくらい期間持つのだろう・・・?
・パーマのカールやウェーブを長持ちさせるコツや方法があれば知りたい…。
こんな悩みを解決します。
『きつくかけたパーマは長持ちして、ゆるいパーマはすぐとれる!』ってイメージですが、パーマの種類によってパーマの持ち(もち)や持続期間は変わってきます。
そこで本記事では、パーマの種類別にパーマのもちの平均的な期間やパーマの持ちを長く持たせる方法を教えちゃいます!
この記事を書いている僕は美容師歴30年。
30年間、美容師として培ってきた役立つ情報をシェアしています!
なので、安心して最後まで読み進めてくださいね♪
パーマはどのくらいの持つの?!平均のパーマの持ちの期間を知りたい!
ゆるふわパーマなどの大き目のウェーブは平均してどのくらい持つ?
◎ゆるふわパーマなどの大きめでゆるいウェーブの持ちは平均1ヶ月~1ヶ月半程度のもちが目安です。
(使用したパーマの薬剤はチオ系の場合です。)
細かめのウェーブやカールは平均してどのくらい持つ?
◎ある程度細かい(しっかりきつめ)パーマの持ちは平均2ヶ月~3ヶ月程度のもちが目安です。
(使用したパーマの薬剤がチオ系の場合)
デジタルパーマは、平均してどのくらい持つ?
◎デジタルパーマならウェーブの持ちは平均3ヶ月~6ヶ月程度のもちが目安です。
化粧品扱いになるコスメ系のパーマは平均してどのくらい持つ?
◎コスメ系のサルファイトパーマの持ちは平均1ヶ月程度のもちが目安です。
縮毛矯正は平均してどのくらい持つ?
◎縮毛矯正かけた部分のパーマの持ちは半永久的にストレート。
しかし、3ヶ月ほど根元が伸びてくるので、それぐらいの時期にまた縮毛矯正をかけ直しした方が良い。
ストレートパーマ(ストパ)は平均してどのくらい持つ?
◎くせががなくパーマ落としの場合、かけた部分のパーマの持ちは半永久的に真っ直ぐのまま。
スパイラルパーマは平均してどのくらい持つ?
◎ウェーブの大きさにもよりますがパーマの持ちは2~3ヶ月程度もちが目安です。
ソフトドレッド、ツイストパーマ(特殊パーマ)は平均してどのくらい持つ?
◎パーマの強さや細かさにもよりますがパーマの持ちは約3ヶ月程度のもちが目安です。
ボディパーマは平均してどのくらい持つ?
◎ボディパーマのほとんどは大きなウェーブをかけることが多いので早く落ちやすいです。
従って、パーマの持ちは約1ヶ月程度が目安です。
パーマの中で持ちが短いパーマはコスメ系パーマ、サルファイトパーマ
ちょっと前までは『パーマをかけると2ヶ月はもつ(持つ)』といった流行りもありましたが、『最近の傾向は1ヶ月もつ(持つ)スタイルもOK!』という時代です。
実際、美容院で使用されているパーマの薬剤も、より髪にやさしくダメージの少ない、コスメ系(サルファイト系)に移行していっています。
コスメ系やサルファイト系のパーマはより自然で、大きいウェーブやカールのニュアンスを楽しめるのです。
より自然で、ウェーブやカールのニュアンスを楽しめるサルファイトパーマ(コスメ系)パーマですが、デメリットもあるのです。
『パーマの持ちが悪いです・・。1ヶ月ほどでパーマは落ちます。』
参考記
パーマの中で長持ちするのはデジタルパーマと縮毛矯正
ホット系パーマは持ちが長くて3ヶ月~6ヶ月までもつ場合があります。
例えば
- デジタルパーマ
- 縮毛矯正(ストレートパーマ)
などが代表的です。
経済的な面(コストパフォーマンス)やパーマのもちについては、圧倒的にデジタルパーマと縮毛矯正に勝るものはないです。
しかし、パーマの持ちだけを考えればデジタルパーマや縮毛矯正ですがダントツですが、髪とってはかなり『リスク』があるってことを知っておいた方が良いと思います。
パーマがかかるしくみとパーマの長持ちがしない理由
なぜ?このようにパーマがとれていく(落ちていく)のでしょうか?
パーマがどのようなし仕組みでかかって、パーマがとれていく理由については以下に記事に詳しく書いてあるので興味がある方は是非見てください。
美容院でパーマをかけてからどのようにパーマがとれて(落ちて)いくのか?
一度かけたパーマのウェーブの形状は『S→C→J→Iカール』へと変化していきます。
Sから最終的にIにウェーブやカールが変化(落ちていく、とれていく)していくってこと。
日にちが経つににつれて、ゆっくりとパーマのウェーブはとれて(伸びて)いきます。
しっかりとしたパーマはS字を描くカール(ウェーブ)それが伸びきるとI 字(ストレート)という流れですね!
I 字になるというのは、パーマのウェーブがストレートに近づいていくということです。
ウェーブをかけたことがある方なら、お分かりいただけると思います。
このSカールで2ヶ月、Cカールなら1ヶ月のもち(持ち)というのが『美容師の見解なんです!!』
もちろん個人差もありますが、たくさんの人の髪を見続けた結果です。
ここまでは、パーマが落ちてしまう原因をご紹介しました。
次は、パーマのもちをよくする為のコツや方法などをご紹介します。
パーマのカールやウェーブを長持ちさせる7つの方法!
ポイント
1:シャンプーは弱酸性のアミノ酸シャンプーを使うこと!
2:シャンプー後は、必ずトリートメントも一緒に!
3:シャンプー後は、必ず根元や地肌を中心に乾かすこと!
4:ドライヤーで乾かす前には補修・保湿効果のあるスタイリング剤を必ずつけること!
5:毎日スタイリングを欠かさないこと!
それでは、ひとつずつ解説していきましょう!
1:シャンプーは弱酸性のアミノ酸シャンプーを使うこと!
『シャンプーは、どれを使っても一緒だ!!』なんて思っていませんか?
『これは大きな間違い!!』『毎日使うシャンプーこそが超重要です!!』
実は、髪を傷ませる原因の一つは、シャンプーにあると僕は考えています。
この記事を見てくれている皆さんて『きっと2か月に一度は、パーマなりヘアカラーしているかと思います。』
一般的に、パーマやヘアカラーをすることによって髪が傷むって言われています。
それはまぎれもない事実ですが、それ以上に毎日使っているシャンプーがダメージを加速させる原因だと思っています。
とくに、市販で販売されているシャンプーの多くは洗浄力の強いものが多い。
洗った後は、確かにすっきり感はありますが、髪の中の栄養分(ケラチンタンパク質)も一緒にそぎ落としているのです。
パーマのウェーブやカールは、髪の中のケラチンタンパク質がしっかり満タンに詰まっていることで綺麗に出すことができます。
なので、髪に優しい弱酸性のアミノ酸シャンプーを使いましょう!!
『たったそれだけで、1か月後のあなたの髪は見違えるよう名ツヤツヤの綺麗な髪に変わっているはずです♪』
2:シャンプー後は、必ずトリートメントも一緒に!
『シャンプーの後、毎回リンスまたはコンディショナーはしているけど、トリートメントは1週間に1回しかしてません!!』が結構多いです。
『これは大きな間違いです。』
まずは、リンスやコンディショナー、トリートメントの違いを知っておこう!!
パーマやヘアカラーをした後の髪はシャンプーの度に、髪の中からタンパク質が流出しています。
よくあるヘアカラーをしてしばらく日にちが経ったら髪がパサついてくるのは髪の中の油分やタンパク質が流出しているからです。
でも、シャンプーによって流出した油分や栄養分をトリートメントによって補充しておけば常に髪の中は潤いを保っているためパサつかないのです。
なので、リンスやコンディショナーはさておき、トリートメントを毎回行いましょう♪
パサつきやすい、中間から毛先を中心にトリートメントをしっかり揉みこみ浸透させ、5分程度放置すればOK!!です。
あとは、流し過ぎないように髪に少し残る程度まで綺麗に流しましょう。
3:シャンプーの後はしっかり根元や地肌を中心に乾かすことを習慣化すること
シャンプーの後は、ドライヤーで根元を中心に地肌を乾かすイメージでしっかり乾かしましょう!
根元以外は9割程度乾いていればOK!です。
でも、逆に乾かし過ぎには注意しましょう。髪は乾燥し過ぎてもダメージが進みやすくなります。
デジタルパーマ乾いてる時に1番カールがでやすいので、夜のうちにしっかり乾かしておけば、朝のスタイリングがとても楽だと思います。
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4:毎日、髪の保湿や補修をすることを忘れずに
綺麗なウェーブやカールを維持するには、髪のダメージの進行を防ぐ事です!
パーマをかける事によって、髪の中はデリケートになっています。
ダメージが進みやすい状態なっているので外から栄養分(ケラチンタンパク質)を届けてあげることで綺麗なウェーブやカールをキープできるのです。
なので毎日、シャンプーをする度にトリートメントをしっかりするなどのケアをして髪の中に栄養分を補給してあげてください。
たまには、美容院でも集中トリートメントなどしてあげるとより効果的です。
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5:毎日スタイリングをすることを心がける
必ずスタリングをする前に髪を保護するスタイリング剤をつけてあげましょう!
パーマをかけている時、必ずスタイリングがすること大事なんですが、スタイリングの時に髪に直接ドライヤーの熱をあてないことも大事です。
スタイリング剤をつけることで髪をドライヤーの熱から保護して艶感やいつも毛先がしっとりまとまりやすくなります。
6:乾かす時に、5本の指をうまく使って軽く握って持ち上げるイメージで
どうしても、素人の方に多いのは、乾かす時に下に引っ張ってしまうことです。
根元付近を乾かす時は、ドライヤーの風はマックスで一気に乾かすで良いですが、根元がある程度しっかり乾いたらドライヤーの風邪を弱くして髪をクルクルと指で巻きつけながらゆっくり乾かすと綺麗なウェーブが出やすくなります。
ウェーブやカールの綺麗に出す方法とおすすめのスタリング剤
7:こまめにカットをする(できれば1か月~1か月半までに)
パーマ後のカットは、1か月~1か月半までにすること!
『カットしたらパーマがなくなってしまうんじゃないの・・・?』
って聞こえて来そうですが(笑)
カットのもちやヘアスタイルのもちは1か月~1か月半が目安です。
髪全体が1cmから1,5cm伸びるだけでスタイリングがやりにくくなる上、毛先のダメージも進んでいます。
これは長さを切るという意味ではなく、毛先の揃えてあげて少し毛量を調節してヘアスタイルのシルエットをもう一度整えるというイメージで良いかと思います。
パーマ後のカットは、1か月~1か月半までにすることで、ウェーブが復活したりパーマを長く持たせるメリットもあります。
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まとめ
今の時代、強くかけて長持ち(パーマの持ち)させるより『自然なスタイルでこまめに手入れするのが今の主流』になってきています。
『大きなウェーブでパーマの質感、表情といったニュアンスを出す』といった感じのヘアスタイルが流行りと言えます。
『艶のある綺麗な髪のまま、お気に入りのウェーブやカールを長く楽しむためには普段のお手入れがとても重要だということです。』