『パーマをかけると髪が傷むって言われてますが、パーマの何が作用して髪に悪いのか?』きちんと知りたいですよね?パーマのかかる仕組みを知ればパーマで髪が傷む理由がお分かりいただけると思います。
パーマをかけると傷むっていうのは皆さんご存知かと思いますが、パーマの何がどうだから傷むのか説明できますか?
少し専門的な話なので恐らく知らない方が多いはず。
今回は、パーマのかかる仕組みやパーマをかけることによってなぜ髪が傷むのか?
お話していきましょう!!
パーマをかけると髪が傷むしくみについて
髪はアミノ酸(タンパク質)の水素結合、イオン結合、S-S(シスチン)結合、ペプチド結合の4つで成り立っています。
パーマの1剤は水素結合、イオン結合、S-S結合の、3つの結合を切って力をもっているんです。
結合を切ることで髪をやわらかくし、パーマがかかるんですね。
なかでも『S-S結合を切る』ということは、間充物質(ケラチン、タンパク質)が流れやすくなるということ。
だから、1度切られた結合をきちんと戻さなければ、保湿性や髪全体の強度も下がり、ダメージにつながる危険性があるのです。髪の命である間充物質にもっとも影響するのがパーマです。
パーマ剤のアルカリ剤が髪のタンパク質をPPT~アミノ酸レベルにまで分解させてしまうことが、ダメージの大きな原因。
パーマのダメージは表面を見ただけでは分かりずらいので、きちんとしたケアが大切です。パーマ後のシャンプー(弱酸性)やトリートメントで切れた結合をきちんと戻すことがまず大切です。
パーマでの傷む原因は美容院でのパーマだけではありません。
その後、お客さまの普段のお手入れしだいで損傷度も変わるってことですね。
毎日のホームケアがとても大切なんですよ!