『どうして髪はカールするのか知っていますか?』ドライヤーの熱でカールしたりストレートになったり、髪って不思議ですよね?でも、カールがどのようなしくみでつくのかについてお話しましょう!
髪って、熱によって自由自在に形を変えてますよね?
例えば、ドライヤーの熱で真っすぐにブローすれば真っすぐサラサラヘアーに変身。
カールアイロンを使ってクルクルっとすればその形まんまになります。
パーマもそうです、もちろんパーマ剤は使いますが熱も加えることでキレイなカールがつきます。
今回は、髪にカールがつくしくみについて詳しくお話ししたいと思います!
髪にカールがなぜつくのか?そのしくみについて
『髪は4つのつながりでできてます!!』
専門用語で言うと「ペプチド結合」「S-S結合」「イオン結合」「水素結合」なんか難しい名前ですよね!(笑)その違いは、それぞれ結びつく強さが違うってことです。
1番弱いのが「水素結合」です。髪をウェットな状態にすると結合が切れ、ドライににするとまたつながります。
ドライヤーの熱でカールしたりストレートになったり・・・ブローで形が変わるのは、この水素結合によるものです。
例えるなら、『学校でいうところのクラスメイトみたいな関係。』顔見知りの結びつきです。
これより強く結びつくのが「イオン結合」。
髪が傷んでpH(ペーハー)バランスが崩れると、結びつきが切れてしまいます。
『ちょっと彼氏、彼女みたい?(笑)』
ちなみにpHとは、アルカリ性か中性、酸性かを表す、ものさしみたいなもんなんです。
弱酸性といわれるpH4,5~5,5は髪のイオン結合がとても安定した状態になります。
さらに強い結合が「S-S(シスチン)結合」でこの結合を利用するのがパーマです!
1剤で結合を切れて2剤でまた結合します。ケンカしたり仲直りしたり、夫婦のような関係といえますね。そして「ペプチド結合」は髪の命のような結びつきです。
この結合が切れてしまうと、2度と元には戻りません。
親子のように、絶つことのできない関係です。髪のスタイルがキマる理由にはこんな力が働いているんですね!
注意
カールアイロンを使うと簡単にカールつきます。
でも、アイロンの熱は約150℃~180℃、直で髪の毛に接触するため、髪の内部でタンパク変性をおこします。
ですから、あんまり1っ箇所に長時間アイロンをあてるのは止めといた方が良いと思います。
さて、本題にいきましょう~!