カラーやパーマの前にトリートメントするのはなぜ?

濡れた髪

美容院でカラーパーマの前に”トリートメントしますね”とか”前処理しますね!”とか美容師さんがよく言ってませんか?なぜトリートメントをするのか?理由を説明します。

 

カラーやパーマの前にトリートメントする理由

傷んでる髪は、キューティクルの内側にある間充物質(タンパク質)が髪から流れてしまい、スカスカと穴が開いている状態になっています。こんな穴の開いている状態の髪を”ポーラスヘア”と言います。

 

こんな感じですね↓

髪

ポーラスヘアは弾力がなく、この状態で髪全体にパーマをすると毛先と根元ではかかりムラができてしまいます。カラーについても同じです。

 

特に、縮毛矯正パーマやデジタルパーマ、ハイトーンのヘアカラーなどを繰り返ししていると髪はタンパク変成をおこしボロボロの状態なんです。

 

ちなみにあまり一般の方には知られていませんが、デジタルパーマも縮毛矯正パーマも同じ箇所をかけるのは3回が限度なんですよ!知っていましたか?

 

 

仮に、この状態でパーマや縮毛矯正パーマをかけると一体どうなるのか?

 

パーマはかからない上に毛先はチリチリになります。

毛先がからまり、櫛でとかすとちぎれてしまいます。

 

この状態までダメージが進むと”もう、髪を切る以外に修復する方法がありません”ね。

 

そうなってしまわない様に、ポーラスヘアの穴の部分に低分子のトリートメント(ケラチン)タンパク質やCMCなどを補い、一時的に穴をふさいであげてるんです。

 

!例えば想像してみて、あなたが満員の電車に乗ったとします、駅に着き降りなければなりせんがなかなかホームに出れませんよね?

 

これが空いている電車だとスムーズに出て行けます。そんなイメージです(笑)

 

パーマやカラー剤が簡単に出て行かないように、髪を満員の状態する必要があるってことですね!

 

もちろん、せっかくふさいでも水で流れしまえば意味がないので、特に傷んでいる毛先を中心に油性のトリートメントで包んであげることもポイント。

 

(この作業をしっかりすることでパーマのもちやヘアカラーの色もちが断然変わってきます)

 

すると、皮膜効果でキューティクルを保護するクッションの役目もかねて、薬剤に負けない状態へと髪をリセットしてあげることができます。

 

少し専門的なお話をつけ加えると、タンパク質には大小さまざまな大きさがあります。

 

同じく髪のダメージ(穴の大きさ)もさまざまです。小さな穴に大きなタンパク質を補おうとしても入らないし、大きな穴に小さなタンパク質を入れてもふさげない・・・・

 

これを見極めて傷んでる部分に補給するのが私たち美容師の仕事なんですね!

この記事を書いた人:naru

美容師だからわかるパーマやカラーリング、その他の施術に関しての知識、髪についての情報を発信しております。

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