・ブリーチをした髪に自分で市販のヘアカラー(白髪染め、おしゃれ染め)をしたらどのくらいの期間色持ちするのだろう?…。
・美容院と市販のヘアカラー(白髪染め、おしゃれ染め)では色持ちや色落ちの期間はちがうのかなぁ?…。
・ブリーチ後の髪に市販のヘアカラーをしてもすぐに色落ちしてしまいます…。なぜなの?その理由を知りたい?…。
・ブリーチしてからヘアカラーした後の、色持ちを良くして色落ちを防ぐ方法があるなら知っておきたい…。
こんな悩みを解決します!
本記事を最後まで読むことで、ブリーチ後に市販のカラーした後の色持ちの期間からブリーチ後に市販のヘアカラーをしても色持ちをよくする方法を知ることができます。
この記事を書いている僕は、美容師歴30年。ヘアカラーにおいては百戦錬磨のベテランです。
なので、安心して最後まで読み進めてくださいね(^^♪
ブリーチした髪に市販のヘアカラーをしたらどのくらい期間色持ちするの?
結論
『ブリーチ後の髪にセルフで市販のヘアカラーしたら色持ちのい期間はせいぜい1週間以内でしょう。』
『美容院でヘアカラーをしたとしても、2週間が限界。』(※ 色持ちは色味によっても変わります。)
でも、色持ちは色味によっても若干変わってきます。
ヘアカラーの色味には、アッシュ系、レッド系、イエロー系、ベージュ系などいろいろあります。
たとえば、赤や紫系の暖色系の色味は長持ちして青や緑系などの寒色系の色味は色落ちしやすいって感じです。
不思議でしょ?
この辺のお話は以下の記事に詳しく書いているので良かったら見てね!きっと勉強になりますよ。
美容院のヘアカラーと市販のヘアカラーの色もち期間の違い
市販のカラー剤と美容院のカラー剤と色持ちの期間を比較したら断然!美容院のヘアカラーの方が長く色持ちします。
なぜなら、
『ヘアカラーのプロである美容師が、色持ちや色落ちのことも計算してカラー剤の明度や2剤(OXY)の使い分けをして調合するからです。』
カラー2剤(OXY)6%は基本的に髪を明るくする場合に使用し、ブリーチで明るく(トーンアップ)している髪には3%使用します。
市販のカラーの2剤にはオキシ6%が使用されています。だから、色落ちが早いのです!!
それに対し、美容院では、ブリーチした髪にヘアカラーする場合、OXY2剤を2%や3%を使用してカラー剤を調合します。
色持ちをよくしたり、色味をしっかり出すためにカラー剤のOXY2剤を2%~3%を使用するのは鉄則なんですよね。
それに、明るくなっている髪に2剤(OXY)の6%を使用するということは、『髪に必要以上の負荷をかけてしまい、後でダメージに繋がるんです。』
カラー剤の2剤(OXY)3%と6%の違いや使い分けの違いをもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてね!
なぜ、ブリーチ後の髪に市販のヘアカラーをしてもすぐに色落ちするのか?
『ブリーチした髪の中はタンパク質が抜けてしまった状態、すなわち空洞になっているためヘアカラーの色が定着しないからです!』
ヘアカラーって髪の中に入った染料同士が手をつなぐように繋がって発色することで色が見えています。
でも、カラーをした直後から、染料同士の繋がりは少しずつ自然に壊されてしまい、色味も当然失われていくというわけ。
この状態のことを『褪色する』って言います。
では、どうして染料は壊れてしまうのでしょうか・・・?
キューティクルが損傷を受けると、髪の中の間充物質である「タンパク質』が流れてしまうと同じように、残念ながら染料も、開いたキューティクルの間から自然に流れていってしまうんですよね。
ヘアカラーの色落ちの原因についてもっと深堀りして詳しく書いているのでよかったらどうぞ!
ブリーチ後の髪に市販のヘアカラーしても色持ちを良くする方法!!
ブリーチ毛に市販のヘアカラーしても色持ちを良くさせる方法は、弱酸性アミノ酸系のカラーケア専用シャンプーを使うこと!!
すでにブリーチによってダメージを受けている髪は、色の流出も早いのが特長です。
その流出を防ぐ1番の方法は、『カラーケア専用のシャンプー』を使うことです。
髪に優しい弱酸性アミノ酸系のシャンプーを使うことでキューティクルを引き締め、髪の内部からの色の流出を防ぐことができます。
僕自身も長年、カラーケア専用シャンプーを使っていますが明るめのおしゃれ染めをしていても色落ちを気にしなくなりました。
パーマとヘアカラーとの組み合わせが色落ちが急激に進む原因です!!
カラーをした後、すぐにパーマをかけたり、同じ日にパーマとヘアカラーをしてしまうのは色落ちの大きな原因にもなるということです。
なぜ、パーマとの組み合わせが色落ちに繋がるのでしょうか?
先ほども述べたように、
『ヘアカラーって髪の中に入った染料が繋がって発色することで色が見えています。』
そのつながりをパーマの1剤がアルカリが壊してしまうんです。
髪の内部で発色した染料同士の結合をパーマ剤が切ってしまい、小さく(還元)してしまうのです。
もうひとつ、パーマのアルカリ剤が影響してキューティクルを開かせるために、小さくなった染料が外へ外へとスピードを上げて出て行ってしまうんですよね。
それが原因で『褪色 (たいしょく)』が進むんです。
まだまだ、褪色の原因はたくさんありますが、パーマとヘアカラーの組み合せがカラーの色もちに大きく作用しているのは間違いないってことですね!
そろそろ市販のヘアカラーから卒業してはいかがですか?
髪のダメージや色持ち・色落ちで悩んでいるなら市販のヘアカラーから卒業するべきだと僕は思います。
なぜなら、『市販のヘアカラーを使用する上でのメリットは何もないからです。』
このブログを見てくれている皆さんは、『市販のヘアカラーと美容院のヘアカラーってそんなに違いがないんじゃないの?!』
って方もいるかもしれません。
ですが、根本の成分は同じでも『ヘアカラー後のダメージを防ぎ、髪を綺麗にする・色持ちを良くする・色落ちを抑える』という点で見れば雲泥の差があります。
『この先もヘアカラーを続けていきたい、』と思うならプロ用のヘアカラーにシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか。
『いつも綺麗な髪でいたい!髪を大切にしたい!』
そう思うなら、プロ用のヘアカラーで染めてプロがおすすめするカラーケアシャンプーを使うべきだと僕は思います。
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まとめ
ブリーチ後の髪はヘアカラーしても、髪の中の染料はとても不安定な状態になります。
ヘアカラー後は、髪に優しい弱酸性のアミノ酸系のシャンプーを使うことで外からキューティクルを優しく包み込み色の流出を抑えることができます。
なので、ヘアカラー後の色もちを少しでも長く、色落ちを防ぐならヘアカラーケア用のシャンプー使いましょう!!