ポイント
『ヘアカラーをした後にはラップをした方がいい!』ってよくネットで見かけるけど本当に必要・・・?
・ヘアカラーのあとにラップをする目的ってなに・・・?ラップをしたらどんな効果があるのか知りたい!
・ヘアカラー後、ラップを使う時と使わない場合ってどんな時?
・ラップの巻き方がわかりません・・・。上手く巻く方法ありますか?
美容歴30年。
現在まで、白髪染めをしてきた回数は数万回?数十万回かもしれません(笑)
そんな百戦錬磨の私がこの疑問にお答えします!!
『美容院でヘアカラーした後、美容師さんがラップをする光景をよく目にするかと思いますが、そのラップは、何のためにするのか知っていますか?』
ラップは、使い方次第でヘアカラーの効果を最大限に引き出すことができるんです。
本記事を読めば、セルフカラーでおしゃれ染めや白髪染めする場面でも有効活用できます!
ヘアカラーをした後にラップは本当に必要なの?
ヘアカラーの後のラップは、基本的にはしてもしなくてOK!です。
とくに、絶対した方がいいってことはありません。
だだし、カラー剤の効果を最大限に高めたい時や時間短縮の効果もあるので使った方が良いと思います。
ヘアカラーの後にラップをする目的って何?ラップをしたらどんな効果があるのか知りたい!
〇ヘアカラーの後に、ラップをする目的と効果ってなに?
冬の時期などエアコンによるカラー剤の乾燥を防ぐためです!(ブリーチ剤はすぐに乾燥します。なので塗布した後はラップ特に効果的!)
暖房などで部屋が乾燥していると、せっかくカラーを綺麗に塗布しても乾いてしまって、染まりムラになったりすることがよくあります。
なので、カラー剤の乾燥を防ぐためにラップをするようにします。
白髪染めをした後にラップを頭皮に密着させることでカラー剤をしっかり定着させ、さらに体温を利用し保温性を高めカラー剤の反応を促進させるため!
『髪が硬くて太い方、白髪が染まりにくい人、白髪が多い人』は、カラー剤を弾きやすいのでラップを頭皮に密着させることでカラー剤の浸透をしやすくして地肌の体温を利用することで白髪が染まりやすくなる効果があります。
おしゃれ染めをする場合にも、ラップは活躍します。
髪が硬く、太い方などの染まりが悪い方は、カラー剤の反応に時間がかかります。
頭皮の熱を利用してカラー剤の反応を早める時には、ラップが有効ですね。
カラー剤がカラークロスやお客様の衣服につくのを防ぐため!
ヘアカラーがお客様の衣服についてしまったりしたら大変ですし、お客様のなかには、電話かかってきて無意識にカラー剤がついた上からお話をしてしまうこともありますからね。
ラップをしておけば、安心ですね。
時間短縮になる!
ラップを巻くことで保温性が高まります。なので染まりが早いってことです。
髪へのダメージを考えれば放置時間をできるだけ短い方が良いのでラップは効果的です。
ヘアカラー後、ラップを使う時と使わない場合ってどんな時?
〇美容院では、白髪染め場合はほとんどラップをします。
なぜかというと、ブーメラン、ローラボールといったマシーンを使うからです。
『あの頭の上でくるくる回っているやつ』のことです☝
ブーメランやローラーボールは、遠赤外線効果でカラー剤やパーマ剤、トリートメントなどを短時間(通常の半分の時間)で反応させることができますが、ラップをしないと髪が乾燥するのでラップをするって感じですね。
『もしも、セルフでカラーをする時もラップはした方がいいの?』
〇セルフで白髪染めのする時はもちろんラップ必須です!!
セルフで白髪染めをする場合は、カラー剤を塗布後ラップをして20分ほど自然放置し、ラップを外しさらに5分から10分でOK!
ラップを外して自然放置する理由は、ヘアカラーは酸化染料なので酸素に触れることで髪がしっかり染めるようになっています。
なので、ラップを外して必ず自然放置するようにしてください!
おしゃれ染めの場合は、ラップは使わなくても良い!!
なぜなら、おしゃれ染めは白髪染めと違って薬剤の特性上ブリーチ力が強いのでラップをしてしまうと、頭皮、地肌の熱で根元のカラー剤が早く反応して逆プリン状態になってしまう恐れがあるからです。
『おしゃれ染めでラップをした方が良いのはどんな時?』
〇おしゃれ染めでラップをした方が良い場合は、髪が硬くて太く染まりにくい人の時。
〇もしくは、エアコンで、室内の空気が乾燥してる時。
〇ブリーチの時。
〇トーンダウンの時や、色味をしっかり入れたい時(カラー剤をしっかり浸透させる目的)
おしゃれ染めの場合は、白髪染めのようにラップを頭皮に密着させないことです。
ふんわりかけるだけでOK!です。
ラップの巻き方がわかりません・・・。上手く巻く方法ありますか?
1:ラップを巻くときは、左手でラップの端の部分を持ち、右手でロールになっている方を持ちます。
2:ショートヘアならば肩幅くらいまでラップを引き出し、ラップを広げたまま広げたラップの上の部分の中心をおでこに中心に合わせラップをカット。
3:どちらからでも良いので片側のラップをおでこの中心からフェイスラインにラップを添わすようにしていきます。
4:片側が終わったら、もう片側も同じようにして下さい。
5:両側とも、フェイスライン添わせたらそのまま、今度は襟足の部分までラップを引っ張ながら襟足部分に添わせていきます。
6:あとは、上側の余ったラップの部分を髪を包み込むように被せるだけです。
肝心なのは。ラップの上端の部分からフェイスライン、襟足部分と順番に被せていくことです。あとは、余った部分で髪を包み込むだけです。
YOUTUBEに動画をアップしてる方がいらっしゃったのでアップしておきますね。
是非、参考にしてください!!
引用 https://youtu.be/Q7rqdao3MRA
まとめ
〇ヘアカラーの後のラップは、絶対しないといけないわけではないけど、上手く使えばカラー剤の染まり具合を調節できる。
白髪染めの場合は、ラップはした方が良い!
この時、頭皮に密着させるようにラップをすることが重要です。
〇おしゃれ染めをする時は、基本ラップはしなくても良い!
ラップを使うときは以下の3点。
〇おしゃれ染めでラップをした方が良い場合は、髪が硬くて太く染まりにくい人の時。
〇もしくは、エアコンで、室内の空気が乾燥してる時。
〇ブリーチの時。
〇トーンダウンの時や、色味をしっかり入れたい時。
以上になります。
セルフカラーをする時の参考になればと思います!!