ヘアマニキュアってどんなもの・・・?
ヘアマニキュアについてもっと詳しく知りたい!
こんな疑問にお答えします。
『ヘアマニキュアについてもっと深く知りたい!!』という方に向けて、美容師が初心者の方にもわかりやすく解説します。
また、ヘアマニキュアについてよくある質問についても徹底解説します!!
最後まで読むことでヘアマニキュアについての疑問がすべて解消されますよ。
記事の信頼性
美容師歴30年の超ベテラン。
現在まで培ってきた経験や知識から『髪に悩み』を解消する情報を発信しています。
なので、安心して読み進めてくださいね♪
ヘアマニキュアとは?
ヘアマニキュアとは、ざっくりいうと髪の表面に吸着(コーティング)させるヘアカラーのことです。
『酸性カラー』とも言われています。
もっとわかりやすく例えるなら『ネイル』です。
ネイルって爪をコーティングするように表面に吸着させますよね?
ネイルが爪の表面に吸着することによって爪に厚みが出て強くなりコーティング効果でツヤツヤ・ピカピカになります。
この原理と一緒です。
ヘアマニキュアもネイルと同じように髪の表面に吸着しコーティング効果によって髪に厚みがでてツルツル・ピカピカになります。
また、紫外線などから髪を守ってくれる役目もあるので良いことだらけってことです。
さて、ここからはよくあるへマニキュアについての疑問について解説していきましょう!
よくあるヘアマニキュアについてのQ&A
ヘアマニキュアについてよくある質問について詳しく解説していきます。
Q1:ヘアカラーとヘアマニキュアの違いは?
A:ヘアカラーは酸化染毛剤(アルカリ)で髪の中に作用するもの。ヘアマニキュアは酸性染毛料(酸性)で髪の表面に作用するものです。
ヘアカラーは、1剤に含まれるアルカリ剤によりキューティクルを開き2剤のブリーチ効果により発色します。
その一方で、ヘアマニキュアは髪を表面を覆うようにコーティングしながら色が吸着させます。
なので、ヘアカラーとヘアマニキュアは同じヘアカラーのカテゴリーですが基本的には全く違う商材になります。
Q2:ヘアマニキュアって何日もつ?
A:市販のヘアマニキュアなら約14日~21日間。美容院のヘアマニキュア(プロ用)なら約45日~60日間はもちます。
市販のヘアマニキュアと美容院のプロ用ヘアマニキュアでは色もちが変わってきます。
例えば、市販のヘアマニキュアならメーカーにもよりますが14日~21日程度ではないでしょうか。
美容院のヘアマニキュア(プロ用)ならあまり色落ちはしませんからダーク系のヘアマニキュアなら45日~60日程度は色もちします。
Q3:ヘアマニキュアで白髪染めをする頻度はどのくらいがベスト?
A:市販のヘアマニキュアなら約3週間~4週間くらいの頻度で染める。プロ用(美容院のヘアマニキュア)なら約1か月半~2か月間の間で染める。
市販のヘアマニキュアは、素人の方使っても簡単に染まりますがその分色落ちが早いです。
なので、約3週間~4週間くらいの頻度で染めると良いでしょう。
その一方、美容院のヘアマニキュアはしっかり染まるため1度染まるとほとんど色落ちしません。
(※色落ちの度合いはお使いのシャンプーより個人差があります。)
なので、1か月半~2か月くらいの頻度で染めると良いでしょう。
白髪ある方におすすめのヘアマニキュアの頻度はこちらを参考にしてみてください♪
参考記事
» 白髪がある方は、ヘアマニキュアをどのくらいの頻度ですれば良いか?
Q4:ヘアマニキュアのメリットとデメリットは?
さきほど、『ヘアマニキュアは良いことだらけ』と言っちゃいましたがデメリットもあります。
具体的にあげられるヘアマニキュアのメリットとデメリットについて解説していきましょう。
メリットは5つ
- 艶がでて手触りが良くなる。
- 張りやコシが出る。
- ボリュームが出る。
- 白髪も隠せる。
- 手軽に自宅でカラーリングができる!
デメリット5つ
- 頭皮から塗布できない。
- 根元を空けて塗布する必要があるので慣れるまで少し時間がかかる。
- 頭皮につくとなかなか取れない。
- 衣服やタオルに色が移る
- 1か月過ぎたあたりから手触りが急に悪くなる。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ
参考記事
» ヘアマニキュアのメリット・デメリットを知っておこう!【美容師が解説】
Q5:ヘアマニキュアのリスクは?
A:カラーチェンジが難しい。頭皮についてしまうとなかなか落ちない。
ヘアマニキュアをするときに気をつけなけれいけないのが、カラーチェンジが難しくなることです。
とくにブルー系や赤などビビットカラーをした場合は、カラーチェンジが大変になるということを覚えておきましょう。
とはいえ、全くないわけではありません。
多少のリスクは伴いますが『へマニキュアの落とし方』をご紹介します。
参考記事
» ヘアマニキュアの落とし方!色を変えたい時に今すぐできる5つの方法!
基本的に、ヘアマニキュアをする場合、根元付近(5㎜~1cm)程度を空けて塗布しなければなりません。
理由は、頭皮についてしまうとなかなか落ちないからです。
とはいえ、頭皮ついてしまっても専用リムーバー使えは簡単に落とすことができるのでヘアマニキュアをする前には用意しておきましょう。
頭皮についたヘアマニキュアを簡単に落とせるリムーバーはこちらの記事でご紹介しています♪
参考記事
» ヘアマニキュアで頭皮が真っ黒で落ちない!染まった地肌を落とす方法!
Q6:ヘアマニキュアは傷みますか?
A:ヘアマニキュアは、髪表面についているだけなので基本的には傷みません。
とはいえ、1か月以上経過してくるとヘアマニキュアが落ちザラザラとした手触りになってきます。
ヘアマニキュアもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください♪
参考記事
» ヘアマニキュアをすると髪が傷むって言われているけど本当なの!?
Q7:ヘアマニキュアで白髪は染まりますか?
A:ヘアマニキュアで白髪は染まります。
ヘアマニキュアを使えば、白髪をカバーすることができます。
とはいえ、市販のヘアマニキュアと美容院のヘアマニキュアは染まり具合が違ってきます。
市販のヘアマニキュアは白髪をぼかす程度に染まり、美容院のヘアマニキュアはしっかり白髪をカバーすることができます。
なので、白髪をぼかす程度で良いなら市販のヘアマニキュア、しっかり染めたいなら美容院のヘアマニキュアの方を選びましょう。
Q8:ヘアマニキュアをするときは濡れた髪、乾いた髪どちらが良いですか?
A:市販のヘアマニキュアなら乾いた髪にした方が良い。プロなら濡れた髪でも乾いた髪でもどちらでもOK!
市販のヘアマニキュアは、濡れた髪に染めると染まりが悪い場合が多いです。
なので、しっかり染めたい場合はシャンプーでほこりやスタイリング剤をしっかり落としドライヤーで乾かしてから塗布しましょう。
その一方で、サロン用のヘアマニキュアは、濡れた髪でも乾いた髪でも関係なくしっかり染まります。
個人的には、濡れた状態(しっかりタオルドライ)でヘアマニキュアをする方好きです。
『めちゃ簡単で時短になるのでw。』
また、髪が濡れていることで『塗布しやすく染めムラもしにくい、薬剤の節約にもなる』というメリットがあります。
ヘアマニキュアをするとき濡れた髪、乾いた髪どちらですると良いか詳細の記事はこちら
参考記事
» ヘアマニキュアは濡れた髪にする?乾いた髪にする?正解はどっち!?
Q9:ヘアマニキュアの塗り方や注意点は?
A:ヘアマニキュアを行う前には必ずシャンプーで余計なほこりやスタリング剤などはしっかり落とすようにしてください。
また、シリコンが髪に残っているとヘアマニキュアが定着しにくいこともあるので染まりが悪い方は、シリコン除去するシャンプーを使うと良いと思います。
こちらの記事でヘアマニキュア失敗しない方法や使い方注意点なども詳しく解説しています。興味がある方はどうぞ。
参考記事
» ヘアマニキュアで失敗しない!ヘアマニキュアの使い方と注意点!
Q10:ヘアマニキュア何分放置すればいい?
A:マニキュア後、ラップをして10分放置。その後ラップを外してクーリング5分でOK!
プロ用は、大体15分程度が目安ですが市販のヘアマニキュアの場合はメーカーよって放置時時間が違う場合もあるので、お使いの取り扱い説明書で確認してみてください。
Q11:白髪染めとヘアマニキュアどちらが髪に良いか?
A:髪にやさしいのはヘアマニキュアです。
白髪染めは、髪の中でメラニン色素を破壊して発色させるためダメージが残ってしまいますが、ヘアマニキュアは髪の表面に作用するだけなのでほとんどダメージはありません。
なので、髪に良い方を選ぶならヘアマニキュアになります。
Q12:ヘアマニキュアで白髪におすすめの色は何色?
A:初心者の方にはブラウン系がおすすめです。
しっかり白髪をカバーしたいならダーク系のブラウン。明るめにしたい方にはライトブラウンをおすすめします。
こちらの記事で白髪染めヘアマニキュア人気色をランキング形式でご紹介しています♪
参考記事
» ミルボン白髪染めヘアマニキュア|おすすめ人気の色ランキング13選
Q13:へマニキュアをする前にパッチテストは必要なのか?
A:アレルギー体質の人はヘアマニキュアをする前にパッチテストした方が良いです。
基本的に酸性カラーであるヘアマニキュアは半永久染毛剤(化粧品)扱いになるのでパッチテストの必要はありません。
ですが、アレルギー体質の人は必ずヘアマニキュアを行う前にしておきましょう。
もっと、詳細知りたい方はこちらの記事へ
参考記事
» アレルギー体質の人はヘアマニキュアをする前にパッチテストは必要?
Q14:ヘアマニキュアは温めた方が良いですか?
A:基本的には、温めた方が定着は良いです。ですが、乾燥しないようにラップをしておけば問題ないと思います。
サロンでは遠赤外線を使ってカラーの定着を促進させ時短で染め上げることが可能ですが、市販のヘアマニキュアでセルフカラーでする場合はラップなどをして乾燥を防ぐこと。遠赤外線の代わりにドライヤーの弱で5分から10分程度暖めると定着がよくなることがあります。
Q15:美容師さんのおすすめのヘアマニキュアは?
A:【ミルボン】オルディーブ・ルドレスがおすすめです!
今までいろんな美容メーカーのヘアマニキュアを使ってきましたが【染まり具合、手触り・張り・艶感・コシ】すべてにおいてすばらしいです。
これを一度使ったらほかのヘアマニキュアは使えないってほど最高のヘアマニキュアです。
『白髪をしっかり染めたい!ツヤ感が欲しい!ボリュームアップしたい!』という方はぜひ一度お試しください。
業務用のヘアマニキュアについて詳しく知りたい方はこちらの記事へ
参考記事
» ヘアマニキュア業務用おすすめを美容師が厳選!【市販で買える】
Q16:白髪染めヘアマニキュアを長持ちさせる方法はありますか?
A:ヘアマニキュアを長持ちさせる4つの方法!
1:シャンプーで髪に付着している余計なシリコンやスタイリング剤をしっかり取り除く。
2:ドライヤーでしっかり乾かしてからヘアマニキュアをする。
3:プロ用のヘアマニキュアで染める。
4:カラーケアシャンプー使うこと。
市販のヘアマニキュア長持ちさせる方法についての詳細についてはこちらの記事へ
参考記事
» 市販の白髪染めヘアマニキュアを長持ちさせる3つの方法【美容師監修】
Q17:ヘアマニキュアは頭皮に悪い?副作用とかが気になります!本当に安全ですか?
A:ヘアマニキュアは、頭皮から塗布できない商材です。敏感肌の方やアレルギーがある場合、何らかのタイミングで頭皮についたまま放置すると顔回りが腫れたり、頭皮に炎症を起こす場合があります。
なので、アレルギー体質の方や敏感肌の方はヘアマニキュアをする前に美容師さんに伝えあらかじめパッチテスト行っておきましょう。
こちらの記事にアレルギー体質の方向けパッチテストの詳細をご紹介しています。興味がある方はご覧ください。
参考記事
» アレルギー体質の人はヘアマニキュアをする前にパッチテストは必要?
Q18:ヘアマニキュアで白髪染めをしても生え際が染まりません!どうすれば良いですか?
A:髪質が脂性毛の方やシリコンなどの不純物が残っているとヘアマニキュアが定着しにくい場合があります。
そんな時は、洗浄力が強めのシャンプーで脂分やシリコンを落とししっかり乾かしてからヘアマニキュアをしましょう。
こちらの記事に、白髪が染まらない方の原因や対処法を詳しくご紹介しています。興味がある方はどうぞ。
参考記事
» ヘアマニキュアで白髪が染まらない3つの原因と上手に染める方法!
Q19:ヘアマニキュアをすると張りコシが出てボリュームアップできますか?
A:ヘアマニキュアは髪の表面に膜をつくりコーティングするので髪が硬くなり張りやコシを出すことができます。
また、髪が細くてボリュームが欲しい方におすすめです。
ツヤ感・ボリューム・張り・コシだけが欲しという方はクリア(透明)を推奨しています。
ヘアマニキュアのクリア(透明)についての詳細についてはこちら。
参考記事
» 髪にツヤやハリ・コシを出すならヘアマニキュアの透明がおすすめ!
Q20:ヘアマニキュアが洗面台やお風呂のホーローなどについた場合はどうしたら良い?
A:漂白剤を使うとヘアマニキュアが落ちやすいです。
衣料専用『ハイター』がおすすめです。
いろんなメーカ^の漂白剤を使ってみました1番落ちます。
漂白剤を使ったヘアマニキュアの落とし方についてはこちらの記事でご紹介しています。興味がある方はどうぞ。
参考記事
» ヘアカラーやヘアマニキュアが浴槽や洗面台についた時の落とし方!!
Q21:ヘアマニキュアとパーマを同時にするとパーマはとれますか?どちらが先が良いですか?
A:同じ日に同時に「ヘアマニキュアとパーマ」をするならパーマが先でヘアマニキュアが後が正解!
なぜなら、先にヘアマニキュアをするメリットが何もないからです。
とはいえ、双方ともどちらを先にしてもメリット・デメリットはあります。
パーマとヘアマニキュアを同時にする上でもメリット・デメリットは詳しくはこちらの記事でご紹介してます。
参考記事
» パーマ直後にヘアマニキュアをするとパーマはとれる?どちらが先?
まとめ
ヘアマニキュアとは、髪の表面に吸着(コーティング)させるヘアカラーのことです。『酸性カラー』とも言われています。
白髪染めに使えたり、髪に張りやコシ艶感を出せるおすすめの商材です。
デメリットとしては、根元を空けて塗布しなけれならないこと。
白髪がある場合は、根部分を空けて塗布するため白髪が早く目立ってくることです。
とはいえ、今は通販サイトなどでヘアマニキュア専用のコームが販売されているので素人の方でも根元ギリギリから塗布できます。
ヘアカラーのし過ぎで『髪の傷みが気になっている・髪にツヤ、張り、コシ欲しい・簡単に白髪を染めたい・美容院に行くまでの間、白髪をぼかしたい』という方にはヘアマニキュアをおすすめします!!