美容師という職業は辞めてしまう人(離職率)が多い職業です!!恐らく、辞める人が多い職業10位以内に入っているのではないでしょうか?男性、女性問わず『美容師を辞めたい!』と思っている方が多いと思う。一体、なぜなんだろう?理由を解説したいと思います。
みんな初めは、夢を持って美容師になる・・・。
でも、いざ実際に美容師になってみると美容師といういろんな意味での実態を知り、嫌気がさして辞めてしまう若い美容師。
美容師を長く続けているうちに、将来に不安を感じて転職してしまうベテラン美容師など。いろいろ。
美容師を辞める理由として特に多いと思われる理由について今回は、お話していきたいと思います!!
美容師を辞めてしまう理由(原因)とは?
まず、女性は男性に比べたらまだ、辞める人は微妙に少ないかも。
女性は歳をとっても現役で健康であれば出来る職業です。実際におばあちゃんになっても現役でがんばっておられる美容師さんは全国にたくさん居ます。
でも、おじいちゃんの美容師って見た事ありますか?(笑)あまりないですよね?・・・
ほとんどはオーナー業に徹するか、途中でリタイヤし転職されている方が多いのではないでしょうか。
インターネットの美容師関連の書き込みなど見ているとちょっと悲しくなるような内容の書き込みが多い。
<よく書き込みに寄せられている内容>
〇将来が不安で仕方がない。
自分の未来に明るい材料が見当たらない。
〇収入が上がる見込みがない。(勤めている美容室への不満や愚痴が多いです)
この業界自体、昔から労働時間のわりに給料が少ない上、福利厚生が無い場合が多いのです。
〇結婚して子供出来たら、収入的に家族を養えない。
はっきり、言って月に50万~60万の売上を上げている美容師さんの給料では家族は養えないと思います。およそ、売上の30%~35%前後が給料になります。
〇旦那さんが美容師の奥さんの嘆き(収入が少なすぎてやっていけない)
お気持ちは痛いほどわかります。若い美容師さんほど給料は少な過ぎます。
しかし、美容師は能力給なので仕方ありません。
旦那様にがんばって頂き、1カ月100万以上売上をあげてもらうしかありません。
〇結婚を機会に美容師を辞める。
結構、このケースは多いですね。大切な家族を持った訳ですから、今後、自分で独立するってことは一種のギャンブルですから、どうしても守りに入ってしまう気持ちはよくわかります。
〇新規オープンして店は出したが客が来ず1年以内で閉店し、借金返済のため離職。
お店を新規オープンしたからってお客さんは来ません。オープン前からかなり慎重にマーケティングや経営プランをしっかり立てないとかなり厳しいと思います。今、美容院はコンビニの4倍あると言われてます。
〇ベテラン美容師で私みたいな年齢層はいい時代は去り、お客の高年齢化と新店のあおりを受け客離れで閉店し離職。
悲しいですが、お客さんはどんどん高齢化していきます。お店のオープン当時は若かったお客さんも歳をとって足や腰が弱ってきて、自分で美容院に行くのもままならないようになってお店を離れていきます。お歳で亡くなる方も出てくるでしょう。
折角、美容師になったのに辞めてしまうのはもったいない話です。
若いうちはバイタリティーやパワーがあります。万が一、つまづいてもいくらでも人生やり直しが出来ます。ですから、若いうちにしっかり技術を身に見つけ、この道で成功して欲しいですね!