あなたは自分に似合うヘアスタイル(髪型)を知っていますか?してみたいヘアスタイルがあなたに似合うヘアスタイルであるのが理想的ですが希望のヘアスタイルが自分に似合うとは限らない!あなたなら『したい髪型』と『似合う髪型』どちらを選びますか?
芸能人ファッション雑誌などを見て『可愛い~、カッコイイ~』から自分もこんな風にしたい・・・。
なんて方、結構多いのではないかな?・・・
ただ可愛いから、カッコイイからと言ってそのヘアスタイルがあなたに似合うとは限らないんですよ。
あなたがしてみたいヘアスタイルが似合っているとは限らない!?
最近のお客様はご来店前からスマホであらかじめ、『したいヘアスタイル』を探して美容院で”こんな風にして欲しい”って言われる方が増えてきました。
美容師サイドからすれば、とてもありがたいことです。最初のカウンセリングに時間が短縮出来ますからね!!
でも、
お客様の髪質、量、顔の形、頭の骨格によっては希望のヘアスタイルが似合わない?
向いていない?・・・という場合があるんですよね。
でも、お客様は期待を膨らませてご来店されていると思います。
頭の中はすでに自分の希望のヘアスタイルに仕上がっているイメージかな・・・?
しか~し、実際は希望のヘアモデルさんとは『顔の輪郭、髪質、骨格、髪の量』などが違います。
従って、希望に添えない場合があるってことご理解してほしいところです。
私たち、美容師はお客様の希望どおりのヘアスタイルにすることが仕事なんですが、そのまま、お客様の希望通りにして、いざ仕上がったときに
”なんか違う!!”
とか
これは、お客様のもっているヘアスタイルのイメージと実際に仕上がっときのイメージが少し違うのです。
こんな時ってありませんか?
自分は似合っていないヘアスタイルと思っていても、第三者からの見て
”よく似合っているね!!”
なんてこと?!
実は、お客様自身が自分に”似合うヘアスタイルをわかっていない場合が多い”ってことです。
全く似合わないヘアスタイルを希望された場合、美容師は最初にハッキリと”このヘアスタイルは似合わない”ってことをお客様のお伝えすることも大切だということです。
希望のヘアスタイルのままではなく、長さを少し変えてみたり(似合う長さ)・トップにレイヤーを入れたり(表面に動きを出す)、パーマ(ボリュームアップ)をかけてみたりして少し変化を加えることでお客様の顔に似合わせることが出来ますので、担当の美容師さんと相談しながら一緒にヘアスタイルを決めることがベストな選択だと思います。
ここで、例を挙げていきましょう!!(今回は顔の形は無視して髪質重視でのアドバイスです)
髪が細くて量も少ない方がショートのボブを希望された場合
このスタイルは長さや毛先のラインを少し変えるだけで可愛く見えたり、大人の女性に見えたり、ヘアアレンジのしやすいスタイルです。
髪が細くて量も少ない方がストレートボブスタイルにするとトップやサイドの厚みが無く貧弱に見えてしまいます。出来れば、ストレートな感じは避けた方が良いと思います。
そういう場合は
”パーマをかけることをおすすめします”
髪が細くやわらくて量が少ない方でも
大きいロッドでゆるくパーマをかけることで貧弱だったトップやサイドにボリュームが出ますからね!!
髪が硬く量が多い方がボブを希望された場合
髪の量が多く、ハリがあり少し硬めで後頭部が出ている方にはボブが特有の綺麗な丸みが出てとてもバランスが良いと思います。
しかし、髪が硬く多い方はボリュームが出やすいので毛量調節が必要です。
パーマをかける場合は髪が多く硬いのでボリュームが出過ぎます。
下手したらボンバーヘアになりますので適度な毛量調節が必要になってきます。
どうしても髪が重く見えがちなので軽さや空気感を出すためにも髪にスキを入れるなど毛量調節してからパーマをかけることをおすすめします!!
髪が細く量が多い方がボブを希望された場合
ボブスタイルにするにはベストな髪質だと思います。
これでゼッペキではなく、後頭部が丸く出てたら申し分ないですね!!
美容師にとっては切り甲斐のある髪質です(笑)
美容師はお客様のライフスタイル・ファッション・髪質、顔の形、骨格、身長などトータルバランスでヘアスタイルをアドバイスしています。
ですから、あなたがしたいヘアスタイルがあるのなら、いつもあなたを担当してくれている美容師さんに相談してみると良いと思います!!
まとめ
◎あなたをライフスタイルや髪質や顔の形、頭の骨格を充分理解してくれる美容師さんと相談しながらトータル面でクリアしたヘアスタイルをチョイスしてもらうのがベストな選択かと思います。
◎芸能人やモデルさんの切り抜きやウェブでお気に入りのヘアスタイルが見つかったら是非、いつもお世話になっている美容師さんに見てもらってそのヘアスタイルがあなたにぴったりなのかを判断してもらってみて下さいね。