悩み
『傷んだ髪にパーマをかけても本当に大丈夫なの…。?』
『最近、パーマやヘアカラーの繰り返しで毛先も茶色くなって傷んでる感じだし、ちゃんとパーマはかかるのか心配…。』
『傷んだ髪にパーマをかけて、これ以上ダメージは進まないのか知りたい…。』
『こういう状態の時は、しばらくパーマをかけないで少し期間をあけた方がいいのかな…?。』
こんな悩みを解決します。
パーマやヘアカラーなどの繰り返しでとんでもなく傷んでいる場合って、パーマがちゃんとかかるのか?心配ですよね。
『パーマをかけてこれ以上、髪を傷ませたくないしでもパーマもかけたい…。』
このように悩みの方向けに
今回は、『パーマや縮毛矯正・デジタルパーマ・ヘアカラーの繰り返し』で、髪にかなりのダメージがあり、傷んでしまっている場合でもパーマがちゃんと綺麗にかかるのかを説明したいと思う。
この記事を書いている僕は、美容師歴30年の超ベテランです。
当サイトでは、髪の悩みを解消するお役立ち情報をシェアしています。
傷んだ髪にパーマはかけれるの?ちゃんとパーマはかかるの?
私たち美容師はお客様の髪の状態を見て、パーマ剤やカラーの種類を使い分けたり、ケアを考えるのが美容師の仕事だと思っています。
ですから、お客様の髪のダメージの状態によってはパーマやヘアカラーに『ドクターストップ!』をかけることもあるんですよね。
従って、先に結論から言ってしまうと『傷んだ髪にパーマはかけない方が良い!!」です。
私の経験上ですが、
『ハイダメージの髪にパーマをかけてもウェーブやカールはちゃんと出ないです!っていうかパーマがかからないです!』
とくに、ホット系のパーマ『縮毛矯正』『デジタルパーマ』を繰り返した髪はパーマがかからない。
その理由は、『熱によって髪の中でタンパク質が熱変性しまっているから。』
仮に、パーマをかけたとして、その時はかかっているように見えても自宅で1回シャンプーすると
ウェーブやカールがダレる…。
ちゃんとウェーブが出ない…。
さらにダメージが進んだ…。髪が傷んだだけ…。
といった結果になりやすいです。
パーマがちゃんとかかる条件として、髪の中の間充物質(ケラチンタンパク質)がしっかり詰まっていること。
傷んでしまった髪の中は、この間充物質(ケラチンタンパク質)が流出して中が空っぽの状態なのでパーマがかからないというわけ。
パーマがかかる仕組みについてこちらの記事に詳しくかいているので興味があったら見てみてください。
参考記事
髪にかなりひどいダメージがあって傷んでいる状態でパーマをかけるということは『今よりさらに髪の傷みやダメージが進む!!』だけだと思ってください。
もちろん、無理して施術することは不可能ではないけれど『すぐにパーマがとれてしまったり、傷みがさらにひどくなったり』してあとで後悔するだけ。
きっと、あとでお客様も担当した美容師も凹みます。ですから無理はしない!
『髪のコンディションをいつも良い状態にキープしてスタイルを長く楽しんで欲しい。』
『あとで残念な思いはして欲しくない』
って、いつも私たち美容師は考えています。
ひどく傷んだ髪はパーマをしばらくかけずに休ませてあげることが大切です!
個人差はありますが、人間の髪はおおよそ1ヶ月で約1cm伸びます。
ということは、1年で約12cm~13cm前後に伸びることになりますよね。
仮に髪の長さが30cmくらいある人の場合、毛先の方の髪は3年前に伸びた過去の毛ってことになりますよね?
これって、かなり前ですよね?
毛先の方の髪は、約3年間、過酷な生活環境(紫外線やヘアカラーやパーマ・髪質に合っていないシャンプーなど)を乗り越えて来たのです。
だから、少し休ませてあげることが大切なんです。
パーマをかけずに休ませている間は、髪の集中ケアをしてあげることが大切です!
パーマをかけずに髪を休ませている間は、ひどく傷んでしまった髪をパーマをかけても良い状態までもっていくために、『自宅で集中ヘアケア』をするといいと思います。
空っぽになってしまった、髪の中にもう一度、間充物質(ケラチンタンパク質)をとどませることができるようになればパーマがかかるようになるので安心してください♪
では、自宅で集中ケアをどのようにすれば良いでしょうか?
髪にかなりダメージある場合は、美容院で販売されている『髪に優しい弱酸性のアミノ酸シャンプー』に変えてあげたり、『毎日、シャンプー後に中間毛先にしっかりトリートメント』をしてあげて5分程度蒸しタオルで包んであげると効果的です。
また、ドライヤーで乾かす前にしっかり傷んだ部分のケアをすることも重要です。
とにかく、早急にダメージヘアなんとかしたいという方は、美容院で施術する『2浴式のトリートメント』がおすすめです。
こちらの記事では、ひどく傷んだダメージヘアを自宅で修復方法をご紹介しています。
おすすめの記事
髪は、一度傷んでしまうと元には戻りません。
髪を切るしかないのです。
でも、毎日の集中ケア次第でみちがえるように髪質改善はできるので、髪の状態が良くなるのを待ってパーマをかけるようにしましょう!
まとめ
1度傷んでしまった髪は元には戻りませんが、日々のアフターケア次第である程度まで髪質を改善できます。
髪の傷んでいる部分の状態が良くなれば、パーマをかけれるようになるので、それまでは髪にあまり負担をかけないでパーマをかけても大丈夫な状態まで集中ヘアケアに徹しましょう!
こまめにダメージ部分をカットしながら、髪の傷みがだいぶん改善してきたと思ったときにはじめて、いつも通っている美容院の美容師さんにパーマをかけても大丈夫なのか?
相談してからパーマをかけてもらうと良いと思います!!
『女性は髪が命です!!』大事にしてあげてくださいね~♪