ポイント
『ヘアカラーをして赤味や黄味が出てしまって、気に入らない時ってありませんか?』
これはご自身の地毛のメラニン色素の濃さに関わっています。
希望の色味にしたい場合は『補色』をカラー剤に入れることで希望色に近い色味に染めることができます。
まずは、ヘアカラーと補色の関係性を知ろう!
『仕上がりがあなたの希望色にちゃんと染まっていますか?』
『美容院でおしゃれ染めをしても仕上がってみたら、どうしても赤味や黄味が出て思い通りの色に染まっていない!!
って方、結構多いんじゃないでしょうか?』
ヘアカラーしたら赤味が出てしまう原因とは?
◎地毛が黒い(メラニン色素が濃い)ことが赤味が出してしまう原因です。
◎主に髪が硬く、太くて量が多い方に多く見受けられます。
『これは、日本人に多い傾向があります。
『理由は、黒髪だからです』
ヘアカラーをしたら黄味が出てしまう原因とは?
おしゃれ染めをしてもすぐに黄味が出てしまう方もいらっっしゃいます。
これは地毛がもともと茶色(メラニン色素が薄い)ことが黄色味が出てしまう原因です。
◎髪が細く、肌の色が白い方や瞳の色が薄い方に多く見受けられますね。
美容院でヘアカラーをするとけっこう自分の希望した色味に染まっていませんか?
実は、美容師はちゃんとお客様の髪質を見て『補色』が必要な時はカラー剤に入れてくれているんですよね。
だから、希望に近い髪色に染まるのです。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧くださいね!勉強になりますよ(笑)
以上のようなことから、美容院ではお客さまの希望の色味に近く染めるために希望色+『補色』をカラー剤に入れます。
そもそも補色って何だろう?
上が補色の相環図になります。対比する色が補色になります。
赤味が出やすい→青緑系の色
黄味が出やすい→青紫系(ヴァイオレット)の色
オレンジが出やすい→灰色系の色(アッシュ)
緑が出やすい→赤系(レッド)の色
というようになります。
この補色を上手に使い、カラーリングのときに薬剤を調合ことで狙った色を出せるってことですね。
ヘアカラーをする上で、『美容師』はこの補色の関係をきちんと理解していないと”思い通りにヘアカラーの色を出せない”ってことになるのでかなり重要になってきます。
◎補色をヘアカラー剤に使うとどうなるのかというと補色を混ぜると髪は無彩色(グレー)になります。
つまり、
赤味が強く出る方で赤味を消したい場合は緑系のカラー剤を混ぜることで赤味を抑えられます。
黄味が強く出る方で黄味を消したい場合は紫系のカラー剤を混ぜることで黄味を抑えられます。
どちらかというとヘアカラーで綺麗に色を出しやすい髪質は細くてメラニン色素が薄い方の方が出しやすいです。
髪が太く、もともとメラニン色素が濃い方の場合は
赤味が出やすいため、赤味を抑えるのに緑系の色を入れますが仕上がりのトーンが暗くなってしまいがちです。
なので、明るめで赤味を消し綺麗に色味を出したい場合は先にある程度、ベースをトーンアップした方が良いということになります。
〇希望の仕上がりの明度のもよりますが、
先にナチュラルブリーチ(10~14トーン)をしてから上から希望色のおしゃれ染め+補色(補色を入れる場合は調合する薬剤の20%以内)をすれば思い通りの色に近く出すことが出来ると思います。
ただし、トーンアップしてからのダブルカラーにはリスクもあります。
色落ちが激しいことです。
色味によってはヘアカラーの色もちが違うって知ってる?!
せっかく、お気に入りの色味に染まってもヘアカラーの色味というのは、『時間が経つと1週間以内ですぐに抜けてしまう』ということを知っておいて欲しい。
残念ながら、おしゃれ染めで補色を使って綺麗に染まってもその色を維持できるのは、ほんのつかの間です。
でも、色味によっては色持ちも変わってくるので以下の記事を参考にして色味を決めると良いと思います。
以上のことを理解した上で、自分の好きな色味をチョイスしてね!!
まとめ
美容院では、補色を使って思い通りに色味を自由自在に操れます。
市販のカラー剤ではできないことです。
ぜひ、美容院で自分好みのヘアカラーにしてもらいましょう!!