ヘナカラーをしている髪にパーマをかけてもかからない、かかりにくい、パーマをかけてもすぐとれる。
といったことがよくあります。
なぜ、ヘナをしているとパーマがかかりにくく、とれやすいのか?
その原因について説明したいと思います。
最近では、ヘナカラーをされているお客様が減ったような感じがします。
少し前に、ニュースなどでヘナカラーによる美容院での事故が多発しているというのが問題になりましたからね~
その影響もあるかも知れませんね・・・。
本記事では、ヘナカラーをしている髪にパーマをかけてもかからない!かかりにくい!すぐパーマが落ちる!とれる!原因についてお話したいとおみます。
その前に、ヘナカラーのことをまだよく知らない方にヘナカラーってこんなものだよ?というのを見てから読み進めて頂きたいと思います!!
へナカラーを続けることでどんな危険性があるのかを知っておこう!
よく、美容院の店頭に『ヘナカラー100%』などとうたっているお店もありますが、
『実はヘナ100%だと髪は簡単には染まりにくいことは知っていましたか・・・?』
ヘナ100%なのに染まる理由。
それは、ヘナカラーの中に色が定着しやすいように添加物(ジアミン)を混ぜている場合が多いからです。
◎これが人体に悪影響(有害成分)与えるわけなんですよね。
しかしながら、まだまだセルフでヘナカラーをされている方が多いのが現実です。
ヘナカラーの危険性についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね。
前置きが長くなりましたが、さっそく本題に行きましょう!!
ヘナカラーをしている髪はパーマがかからない?!
ヘナは,髪の毛のキューティクルの隙間から浸透していきます。
そのため,髪の毛の中まで入り込むのにはたいへん時間がかかります。(2~3時間自然放置)
ということは,染毛後もキューティクルの隙間にヘナの繊毛成分が詰まっていると考えることが出来ます。
となりますと、キューティクルの隙間から浸透して髪の毛内部に作用するパーマ液はヘナの染毛成分に邪魔されて薬剤が弾かれるので、髪の毛内部まで入り込みにくくなってしまうと考えられるのです。
そのため、『パーマがかかりにくく』なったのだと考えられますね。
実際、当サロンでもヘナカラーをされている方にチオ系(チオグリコール酸)やトリートメント系(システィン)などのパーマの薬剤を使用して試みてみましたが、ヘナカラーをしている髪にパーマはなかなか手強いです。(´;ω;`)
”なかなか、思ったようにパーマがかかってくれません!!”
しかし、パーマをかけたいがために長くパーマの1剤の放置時間を置き過ぎて髪が傷んでしまえば本末転倒になってしまいますので、いかに髪を傷めないようにパーマをかけるにはどうしたらよいか?
実際に、私自身がサロンで行っているヘナカラーの髪にパーマをかけるやり方をご紹介したいと思います。
へナカラーをしている髪にしっかりパーマをかける方法!
私の場合は、お客様にパーマをある程度しっかりかけたい場合は、
『パーマをかける直前に1度アルカリカラー(通常のヘアカラー)をしてくださいと!!』お願いしています。
ヘナカラーをした髪にアルカリカラーしても、いきなり髪が傷むことはありませんから大丈夫です!!
1度、パーマがかかってしまえば、また少し期間を置いてから自宅でヘナカラーすれば良いだけのことです。
このように、『普段はへナカラーをセルフでして頂いて、パーマをかけたくなったらヘアカラーを美容院に行って1週間前にしてもらう!』
そうすれば問題なくパーマがかかると思います。
これでパーマをかけた後でも、すぐとれてしまったりすることもないかと思いますよ!
まとめ
〇基本的にヘナカラーをしている髪は、パーマがかかりにくく、かかったとしても取れやすかったりします。
〇ヘナカラーした髪は、パーマがかかりにくいために1剤を塗布した後、長い時間放置することもあり髪が傷みやすい傾向もあるので経験豊富な美容師さんにおまかせすると良いと思います。
美容師の立場から言わせてもらえば、パーマをどうしてもかけたい方や、頻繁にパーマをかける方はヘナカラーはあまりしない方が良いかなと思いますね。