『おしゃれ染めと白髪染めの違いとは?』白髪染めもおしゃれ染めも同じヘアカラーなのにいったい何が違うのだろう?って思っている方のために、おしゃれ染めと白髪染めの違いとダメージの違いについて現役美容師が教えちゃいます!
皆さん、白髪染めとおしゃれ染めの違いって知っていますか?
白髪染めとおしゃれ染めのダメージの違いは知っていますか?
今回は、恐らく、知らない方が多いと思うのでその違いについてお話したいと思います!
『おしゃれ染めと白髪染めの違い知ってる?』
結論から言いますと、白髪染めは白髪を染めるため茶色の色素が多く含まれるため色味が暗め、それに対しておしゃれ染めは、
基本的に白髪染めもおしゃれ染めも、同じアルカリ性なので『髪へのダメージ』に関しては、あまり変わりはない!
あえていうなら白髪染めは9トーン(明度)までしかないけど、おしゃれ染めは14トーン(明度)まであります。
これだけではきっと、わかりにくいと思うのでもっと詳しく説明していきますね。
白髪染めとおしゃれ染めの違いとは?
白髪染めには基本的に3トーン(暗い)から9ト-ン(明るい)まであります。
色味も数十種類(ナチュラル、モカ、アッシュ、セピア、ピンク、グリーン、イエローなど)
色味は商材のメーカーによって数も色味もそれぞれ違います(ミルボン、ウエラ、ホーユー、デミなど・・・)
一般的には5トーンが日本人の地毛にもっとも近いト-ンになります。
希望の染めるトーン(明度)により黒から茶色+色(アッシュ、セピア、イエロー、モカ)などの色味が入っています。
たとえば、地毛に近い自然なカラーにしたい場合・・・(5トーン)色味: ナチュラル
かなり濃いめの黒色の色素が入っています。
明るめのカラーにしたい場合・・・(7トーンから9トーンがおすすめ)
茶色の色素が入っています。レベル(明度)が上がるほど茶色が薄くなっていくイメージですね!
わかるかな?(笑)
白髪染めとおしゃれ染めはどちらがダメージが大きい?
髪に対してのダメージに関してですが、
暗い色ほどブリーチ力は弱く髪へのダメージも少ないです。
明るい色ほどブリーチ力が強いのでダメージにつながりやすいですね。
一方の、おしゃれ染めは明るくなればなるほどブリーチ力が強く薄い色味が入っています。
(白髪染めのように濃い色味は入っていません)
おしゃれ染めは基本的に5トーンから14トーンまであります。
色味に関しても数十種類あります。白髪染めより色味が豊富なところが魅力です。
だから、ハイトーンになればなるほど”ブリーチ力が強くなる”ためダメージにつながりやすい。
おしゃれ染めと白髪染めを同じ色味で7トーンで染めた場合、仕上がりを見ると断然おしゃれ染めの方が明るくなります。
それはなぜかというと同じ7トーンでも白髪染めの方が(茶色)の色味が濃いからです。
白髪の量が極端に少ない方でしたら明るめのおしゃれ染めで十分だと思います。自毛が明るくなるため白髪が目立たなくなるからです。
最近は、白髪染めでも明るく染まるようになってきましたが、しっかり染まるのは7、5トーンぐらいまで。
どうしても白髪染めはハイトーンになればなるほど白髪が染まりにくくなります。
だから、おしゃれ染めと白髪染めを1:1で調合するとある程度、明度あがり白髪の部分も薄く染まります。
(注意:髪の毛全体の白髪の割合にもよります)
参考記事
白髪が髪の毛全体の50%以上ある方と30%未満の方に同じお薬で染めた場合、
仕上がりが50%以上ある方のほうが明るくなります。(白髪の量が多いためです。)
白髪染めで明るく染める裏技を教えちゃいます!
もし、あなたが市販のカラー剤を使用していて自分のイメージより暗いなと思ったら、
次回から白髪染め用とおしゃれ染め用を購入し1:1(おしゃれ染めを9レベル)(白髪染を5か6レベル)の割合で調合し染めてみて下さい。
白髪が多い人ほど明るく染まると思います。
白髪が少ない方でしたら調合する割合を変える。
白髪染めを1に対しておしゃれ染めを3~4というような割合で。
7レベルぐらいのいい感じに染まると思います。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事へ
↓
参考記事
まとめ
私は本業が美容師なのでサロンで、あまり市販のカラー剤で染めることをお勧めしません。
サロンで使用しているカラー剤より、傷みやすいからです。