同じ日にヘアカラーの白髪染めやおしゃれ染めとパーマおよび縮毛矯正をしたい。この二つを同時にしても大丈夫?髪は傷まないの?パーマ、縮毛矯正とカラー同時に施術することでのメリットやデメリット、リスクについて説明したいと思います!
『ヘアカラーやパーマを頻繁にかけている方や普段から忙しくてなかなか美容院に行けないって方、月に何度も美容院に行くのは面倒ですよね?』
『いっそのこと、同じ日に、パーマもヘアカラーも両方出来たら楽なのに・・・』と、きっと思っている人は多いと思います。
しかし、1日のうちにパーマや縮毛矯正とヘアカラーを同時にすることで、髪に大きなリスクが伴うということを知って欲しいのです!!
パーマとヘアカラーを同時にしても大丈夫?
基本的にカラーとパーマを同時にすることはお勧めできません!(パーマの薬剤にもよりますが)
なぜなら、ヘアカラーもパーマもアルカリ剤を使うので、髪への負担がとても大きいためです。
○薬事法ではパーマやヘアカラー、どちらを先にするにしても最低1週間はあけるように指導されているということもあります。
ヘアカラー、パーマは髪にどのような作用をするのか?
ヘアカラーは『キューティクルから髪の内部に浸透』して、
パーマは『髪の内部に直接作用する薬剤』です。
●同時に行うと、外からも中からも作用が重なることになり、髪が悲鳴をあげてしまうんですね!
ダメージの原因としてはパーマやカラーのアルカリ剤が髪に残ってしまうと、内部のタンパク質を分解していきます。
そして、小さくなったタンパク質は自然に流れてしまうことになります。それにより、色の流出や髪の傷み(ダメージ)につながるわけです。
もしも、どうしても同じ日に同時にパーマやカラーを希望する方は『サルファイトパーマ』をおすすめします。
参考記事
サルファイトの薬剤は化粧品扱いの部類になるので同時にできます。カラーの色落ちも少ないです。
デメリットとしてはパーマが”ゆるいカール”になってしまうのとすぐにとれやすいところです。
参考記事
あと、よくある質問はパーマとカラーを別の日にする場合、どちらを先にすれば良いのか?です。
パーマとヘアカラーをしたい場合どちらが先にすれば良いのか?
どちらを先にしてもデメリットはあるってことを知っておきましょう!!
<パーマを先にして1週間後にカラーした場合>
メリットとしてはヘアカラーの色がきれいに入ります。
デメリットは白髪が伸びている部分(根元)がかかりにくくて毛先にパーマがかかりやすいこと。
対処法としては根元部分に少し強めの薬剤とつけてパーマをかけれますが、せっかく良い薬剤を使用するのでできればこの方法はあまりお勧めしません。
カラー後、パーマがゆるくなってしまいます。しかし、これは1週間後にカラーをするという前提で少しきつめにかけておくこと大事。
<カラーリングを先にして1週間後パーマした場合>
メリットはパーマが希望のかかり具合にかけれます。トリートメント系のパーマでしたらパーマのトリートメント効果がしばらくは持続します。
デメリットはパーマ剤をつけた部分が少し色落ちします。ですからロングヘアで毛先だけパーマの場合はその部分だけ少し色が落ちる可能性があります。
『パーマのかかり具合や手触りを重視』するか、『カラーの色味を重視』するかですね。
今、どちらを先にしようか悩んでる方には以上のこと考えてしてね!
まとめ
基本的には、その日に同時にパーマや縮毛矯正とヘアカラーを同時にしない方が髪のためにも良いと思います。
どちらを先にするにしても、パーマやヘアカラーの定着を待って、出来れば1週間~2週間は空けた方が良いですね。
もしも、どうしても同じ日に、同時にしたいのであれば美容師さんに相談に乗ってもらって髪に優しいサルファイト系の薬剤にしてもらうことをお勧めします。
ちなみに私の場合、同じ日にパーマ、カラーをする時は、ヘアカラーの色味を重視したいので先にパーマをかけています。
★髪に元気があれば、きれいなスタイルをキープすることができます。日ごろから十分なケアと休養を与えてあげてくださいね!