パーマやヘアカラーをする時、放置時間が長く感じたことありませんか?
長い時間、パーマやヘアカラーを置くことで『髪がギシギシして傷んだ感じがしたり、なんか髪がまとまらない!』なんてことになります。
オーバータイムになりやすいケースってどんな時なのか?
美容院でパーマやヘアカラーをする時、思ったより置く時間が長いと感じたことはないですか?
美容師さんがカラーやパーマのかかり具合を何回もチェックしている時は注意が必要です!
パーマやヘアカラーのオーバータイムってなに?
パーマやヘアカラーで『放置時間を長く置き過ぎ』によって、髪がダメージを受けたことを”オーバータイム”と言います。
だいたい、パーマの1剤の放置時間は最高で15分からよく置いても20分くらいまでと言われている。
その一方で、ヘアカラーは30分くらいまでが限界でしょう!
でも、”この放置時間てやつ”は厄介なことに、人それぞれ(髪質)によって異なるのです。
ここで、まずはパーマどのようにしてかかる仕組みについて知っておこう!
参考記事
パーマでオーバータイムになりやすいケースってどんな時?
髪が太く硬い方、直毛の方なんかはパーマの時、かなり1液タイムの時間を置いたりします。
でも、放置時間の置き過ぎは髪のダメージに繋がるだけではなく髪のダメージのせいでパーマがかからず”ダレた感じ”になるのです。
参考記事
髪が細く柔らかい方の放置時間と気をつけないといけないこと!
髪が細く柔らかい方はパーマの1剤の軟化速度が早いため1剤の放置の『時間は短め 0分~5分など』にすることが鉄則です!
1剤付け巻きの場合はワイディングも出来るだけ早く巻いた方が良い。(できれば、水巻きしてから後でアクティブローション1剤)をする方がベターかも。
気をつけないとパーマがかかり過ぎたり、即ダメージに繋がります。
『縮毛矯正で毛先がチリチリ(ビビリ)になったりする』のも1剤によるオーバータイムが原因です。
何回も矯正をしている部分は、痩せて細く柔らかくなりがちです。
髪が前処理(PPT,ケラチン)を行い毛先に1剤が反応し過ぎないようにすることが大切です。
このようにならないためにも最初にしっかり毛髪診断をし、パーマのときに使用する薬剤の選定とロッドの大きさ、あとは1液のタイムの時間(10分前後を目安)を極力短くすることで髪のダメージを最小限に抑えしっかり綺麗なカールが出るのです。
髪が太く硬い、直毛の方の放置時間と気をつけないといけないこと!
髪が硬く、太い、直毛、油性毛の方は、パーマの1剤の浸透が悪く、なかなかパーマがかからないので、ある程度先に膨潤しやすいように全処理で1剤をつけて軟化しやすいようにしておくことが必要。
(これは、髪が太く硬い人ほどキューティクルがぎっしりつまっているため、キューティクルが開きにくいからです。)
油性毛の方に関しても同じく油分が1剤の浸透を邪魔します。だからなかなか1剤が浸透しないので、パーマの1剤が浸透しやすいようにあらかじめ全処理をしておくことが必要です。
この両者は、どうしても放置時間が長くなってしまいがちになるので、髪のダメージを極力抑えるようにパーマロッドを小さめにしたり薬剤の強さで調節をした方が良いでしょう。
髪が太く硬い、直毛の方は放置時間を長く置きすぎてしまうのことが髪を傷ませてしまうほとんどの原因になります!!
『パーマの2剤』に放置時間の置き過ぎによるオーバータイムって?
チオ系やシス系の2剤の場合は20分以上放置するとパサつきの原因になります。
髪が傷む原因とオーバータイムがかかわっているのは、ほぼ間違いないと思います。
ヘアカラーでオーバータイムになりやすいケースってどんな時?
ここで、まず、ヘアカラーがどんな仕組みで明るくなり、染まるのかを知っておこう!
参考記事
市販のヘアカラーで自分で染める場合です。塗布時間がかかり過ぎて最初に塗布した部分がオーバータイムになりやすい。特に毛先に注意が必要です。
ブリーチは特に気をつけたい。ブリーチは強い脱色力があるため塗布に時間かかり過ぎると髪が最悪の場合は溶けます。
美容院でヘアカラーしても30分以上放置するとオーバータイムになり髪のダメージが進む。(特におしゃれ染めで10レベル以上ハイトーンにする場合は注意が必要です!!)
まとめ
〇パーマもヘアカラーも薬剤が付いている時間を極力短くすることが重要!!
〇ヘアカラーは毛髪診断をしっかりして早く塗布し、放置時間も自然で20分程度で染まるように薬剤選定をすること。
〇パーマも毛髪診断をしっかりして、薬剤選定・ロッド選定・1剤の放置時間を短めにすればダメージを最小限におさえられる。
以上のような知識があればオーバータイムにならないのです!!